おまけ〜祝part.2ランキング入り特別編〜もしも夢主ちゃんを拾ったのが降谷さんだったら。＊夢主ちゃんは降谷さんに体質告白済みの設定 ページ3
私の飼い主はすごく忙しい。
組織の幹部のバーボン、私立探偵の安室透、そして公安警察の降谷零。3つの顔をうまく使い分けることから、“トリプルフェイス”と言われている。
そんな忙しい彼のために、私が出来ることを今日もやる。
鍵が開く音がして玄関に急いで駆け寄る。
『おかえり、零』
「ただいま、A」
『ご飯とお風呂どっちにする？』
「んー……じゃあご飯で」
『わかった。じゃあ着替えて来て？あと手洗いうがいもしてから来てね』
「……子供扱いしてないか？」
『してないよ。風邪なんて引いてられないくらい忙しいでしょ？予防はしっかりしないと』
「はいはい」
零が寝室に行って着替えてるうちに、私はキッチンに行ってご飯の準備をする。
作っておいた味噌汁と煮物に火をかけて温め、その間にご飯をよそい、箸を用意し、温め終えた物を含めてお盆に乗せてテーブルへ運ぶ。
テーブルに並べ終えた頃に零がリビングへ入ってくる。
「今日は和食か旨そうだな」
『ふふっ。たんと召し上がれ』
残さず全て平らげてくれた零。食べ終わったのを確認して食器を片付けようとしたら止められた。
「それくらい俺がする」
『ダメ。お風呂入ってきて？』
「お前は俺を甘やかしたいのか？」
『仕事がない時くらいはゆっくりして欲しいんだけ、ほら早くお風呂』
「わかった、入ってくる」
『ごゆっくり』
零は家でも仕事してる時がある。だから無い時は体を休めて欲しい。
しばらくすると零がお風呂から戻ってくる。ちゃんと温まったのか顔が少し赤くなっていた。
『はい、ウーロン茶』
「何から何までありがとうな」
『私の方こそありがとう』
「え？」
『たくさんのものをありがとう』
零の目をまっすぐ見て、精一杯の感謝の気持ちを込めて笑顔で伝える。
するとガタッと勢いよく立ち上がった零。何か可笑しな事言ったかな？と首を傾げてたら、いきなり視界が真っ暗になった。
ビックリしたけど大好きな零の匂いが近くに香る。抱き締められてるのがすぐわかった。
『零？』
「……」
声を掛けたけど返事はない、けどさっきよりギュッと抱き締める力が強くなった。私も零の背中に腕を回しギュッと抱き締める。
『零大好きよ』
「俺も、Aが大好きだ」
ほんの少しでも安らぎの時間を貴方と共に過ごしていきたい＿＿＿。
〜♯〜
一話で完結させるため行間を開けませんでした。
見づらいかもしれませんが楽しんで頂けたらと思います。
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輝(プロフ) - 雪丗さん» ホントですか！？やった…！ありがとうございます！！ (2018年9月9日 15時) (
レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 輝さん» リクエストありがとうございます。お時間掛かるかもしれませんが、書かせて頂きたいと思います。少々お待ちくださいませ。 (2018年9月9日 13時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 自分を好きと言いながら昴に泣き付いたり他の人に抱き着こうとしたりする夢主に嫉妬する安室さんが見たいです！ (2018年9月9日 11時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 作者の夢から派生したお話の最後で昴に泣き付いてましたよね。それで出来たらなんですが (2018年9月9日 11時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます。楽しんで頂けたようで嬉しいです。 (2018年8月26日 19時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪丗
| 作成日時：2018年6月11日 22時
