貴方のために出来ること part.6【名探偵コナン】

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(いつまで居ればいいんだろ？)


なんて考えていたら、キッチンの扉が開き、入ってきたのは秀一だった。子供達への飲み物を取りに来たらしい。その様子を見てたら、鍋に火をつけ始める。


『何でお鍋温めてるのー？』


「カレーが食いたいと言う子がいてな」


『カレー？』


秀一の側に寄って覗き込めば、お鍋の中には確かにカレーがあった。この間はビーフシチューだったなぁ……なんて考えていたら、横から手が伸びてくる。その手はもちろん秀一のもの。手に持ったスプーンが私の口元付近で止まった。スプーンに乗っているのもカレー。『なに？』って首を傾げながら彼を見上げる。


「食いたいんじゃないのか？」


同じく首を傾げて聞いてくる彼。目の前にあるカレーに顔を戻して『あー……』って口を開けたら、そのまま口に運んでくれた。もぐもぐ食べてゴクンと飲み込む。


『おいしー！(ﾆﾊﾟｯ』


「ｸｽｯ。そうか」


「ちょっと待ってろ」って頭を一撫でされたので待っていると、カレーが入ったお皿と飲み物をくれる。これ食べながら大人しくしてろってことですね。わかりました、いい子にしてます。


椅子に座って、もぐもぐとカレーを食べる私の姿を見たあと、秀一はキッチンから出ていった。






──ぺろりとカレーを食べ終え、食器を洗い、片付けをする。丁度、乾燥棚にお皿を入れ終えたところでキッチンの扉が開いた。


「そのままにしておいて、よかったんだぞ」


『ご馳走になったしー。何より暇だしー』


秀一に続いて、ジョディとキャメルも入ってくる。


椅子に腰掛け、“帰って良し”の言葉が掛かるまで待つ。三人が横で話してるのを聞きつつ、くぁー……っと欠伸が出た。お腹がいっぱいになると眠くなるよねー……。


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