貴方のために出来ること part.19【名探偵コナン】

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本日は〜、クリスマスイブぅ〜！でっす！


クリスマスの定番と言えば〜！
ケーキ！とっ！
クリームシチューとぉ〜！
七・面・鳥ぉ〜！！だよね〜！！
早速用意して食すべし！！


と言いたいところなのだが……──私は現在絶賛仕事中である。しかも期日が今日までっていうね。飛び込みの割りの良い仕事、というわけではない。むしろその逆。タダ働きなの！！それもこれも


『余計な仕事を増やしやがって〜っ！梅ちゃんのやろぉ〜め〜っ！』


原因は梅ちゃんだ。


───
──
─


日本時間12月23日午後11時頃。
東京の某駅近くにあるコインロッカーにて、梅ちゃんは依頼の情報を置いてきた。


私へロッカーの場所と番号を連絡し終え、彼の仕事の九割は終了。あとは追跡されないよう適当に走り回って帰宅すれば完遂──のはずだった。はずだったんだけど……。


つい先日会ったばかりのバーボンと遭遇。


あいつはストーカーを発症したらしい。数年後には不法侵入癖が付くのに、それプラスストーカー癖まで？うわぁ……。最悪だな……、あいつ……。


気分はげんなりで、テンションも駄々下がりしたわ。


バーボンに付け狙われてしまった梅ちゃんが、ちょっと可哀想に思う。でも助け船は出ない。だから自力でどうにかするしかないんだけどさ。


逃げに逃げ続ける梅ちゃん。ことあるごとに公道でレースを繰り広げている。


何回も繰り返してるんだから、そろそろ飽きても可笑しくないよね？飽きないのかな？私は飽きてきたんだけど。


梅ちゃんの出現場所をバーボンに予測され始めたのなら、何か対策を打たなければならない。


Segretoの仕事を梅ちゃんに頼んでから、今まで使った情報取引場所であるロッカーを地図上にピックアップ。


──してみたが、被っているなんてことはなかった。満遍なく散りばめられている。順番も振ってみたが統一性など見られなかった。


これでどうやって分かったんだ？勘……なんて曖昧なもので、アイツが動くわけないし。
ということは。私には見えないけど、アイツには見える何かでもあるのだろうか？なにそれ、こわっ。これだからバーボンはイヤなんだ。めんどいことこの上無い。


そんないつもと同じ感想に着地させながら、パソコンの画面を眺めていれば、梅ちゃんが突き進んで行ったのは高台にある住宅街だ。


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