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実力は認めていたとしても、近寄りたい人っているじゃん。しかも性格にとんでもない難があったりしたら、ざけんじゃねぇよ！けっ！ってなる。例えばバーボンとか。バーボンとか。バーボンとか。
「ずぇ〜〜ったい！？」
『うん。だって悟くん性格悪いじゃん』
つい口から漏れた本音。バッサリと言ったわ。
「今のでもぉ〜……やる気失くしたぁ〜……」
つって後ろから覆い被さってくる人。めっちゃ重いっ！身長差が相まって余計重いわっ！！
『ええっい！離れろーっ！！』
お腹に回された腕が力強く、抜け出したくとも抜け出せない。肘で押し返してみるが効果はないようで。
「慰めてくれないと一歩も動かない……」
『そーゆーとこだよっ！！』
ぐいぐいっ！と押し退けるが離れない悟くん。私の肩に乗っかってる悟くんの顔には余裕そうな表情が見て取れる。腹立つ！ムカつくー！！
ちょっとそこの道行くお姉さん達！助けてっ！
なんて念を送ってみるが、悟くんの容姿に頬を染めて目がハートマーク。んで私に向ける目には殺意しか感じられねぇ。めっちゃデジャブ。
悟くんといい、バーボンといい……。これだから見目の良いヤツはッ！！
ただ悟くんとバーボンで唯一違うところがある。お姉さん達の一部から、なんとなーく微笑ましいものを見ているような表情に見える人がちらほら。それはそれで恐ろしく感じるのは私だけかな？
道の真ん中で攻防戦を繰り広げていれば、電話の着信音が聞こえた。
「あ。ちょっと待って」
と投げ出していた長い足を地面に付けて立ち上がった悟くんは、懐からスマホを取り出し「もしもーし」と電話へ意識を向けた。
その隙に逃げたいところだったんだけど、お腹に回ったままの腕は私を逃がすことなく、彼が立ち上がったことで今度は私の足が地面から浮いてしまう。
『今、切実に欲しいものが出来た……』
小さく呟いた言葉を聞き取ったようで、電話をしたままの悟くんは肩と頬で器用にスマホを挟み、開けた片手で私の顔を上へと向けられる。
口パクで�牴燭�欲しいの？�瓩畔垢�れたから
『身長』
「それは買ってあげられない」
つい口から漏れたらしい。電話相手から〈何のお話ですか？？〉って疑問の声が聞こえたよ。「あーこっちの話だから。気にしないでー」というやり取りを聞いて、大人しくしてようって思った。
＊＊＊
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雪丗(プロフ) - 寝子さん» 神作者だなんて…((( ；ﾟДﾟ)))畏れ多いっ…！(;＞_＜;)作者の方こそ自分の作品を読んでくださる寝子様や読者様方に出会えてとても幸せです。本当にありがとうございます(*^^*) (2021年8月5日 22時) (
レス) id: a83da031ca (このIDを非表示/違反報告)
寝子(プロフ) - 読み返し中です。爪痕を残していくスタイルです。こんなに面白い作品を書ける神作者に出会えて幸せです。これからも応援しています！ (2021年8月5日 16時) (レス) id: 031b8fe371 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 十六夜さん» 御了承ありがとうございます(^^)そうなんですよ。最強の目には敵わないんです(笑)声援もありがとうございます(*^^*)これからもよろしくお願い致しますm(__)m (2021年2月11日 15時) (レス) id: 61bafc2705 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜(プロフ) - はい！もちろんです！そうですよね、五条先生なら絶対にすぐ気づいちゃいますね！なにせ最強ですしw更新楽しみに待っていますね！これからも楽しく読ませていただきます！頑張ってください！ (2021年2月9日 0時) (レス) id: d92903b6b1 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 十六夜さん» チェシャ猫での戦闘ですが、変装し正体を隠して…というのは、目の良い五条先生が居るので即バレするとの考えに至りました…。チェシャ猫テンションで暴れまわるならば可能かと。そちらでもよろしいでしょうか？(>_<) (2021年2月6日 21時) (レス) id: 61bafc2705 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪丗
| 作成日時：2021年1月4日 22時
