貴方のために出来ること part.4【名探偵コナン】

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ジンが今日、亡霊探しに行くって言ってたので、私も見に行こうと思います。もちろん変装して。ただしチェシャ猫じゃない顔でね。


ということでやって参りました。米花百貨店。でも何でここなんだ？と思ってたら、聞いたことのある声が聞こえた。そちらに向かってみれば


「ちょっと、何度も言わせないでよ!!」


お久しぶりです、ジョディ……と誰だ？あの男の人。一緒にいるってことはFBIの人かな？多分。


ジョディにお久しぶりと言っても、相手はまったく秀一の飼い猫であるA＝人間の私だと認識してないんだけどさ。あ、でも今変装してるから、どこの誰だかなんてわかるわけないや。


ジョディが大声を上げながら店員さんに詰め寄っていた理由は、秀一(バーボンの変装)が被っていた帽子がその店限定の商品だったから。過去に買った客を覚えてないかと大騒ぎしているのだ。


そこに現れたのは小さな探偵君。何でいるの？シェリーも、もしかしているのか？と思って見回したけどいない。今日は毛利探偵と娘さんの３人だけみたいで、私はその場を離れることにする。


(とりあえずバーボン探すかなー)





――ふらふらとお店を物色しながら、目当ての人を探していれば叫び声が聞こえた。様子を見に行ってみると、探偵君たちを中心に人だかりが。


探偵君たちの近くにいる男性の体には、爆弾が巻き付けられてる。そしてこのフロアから一人でもお客が逃げようとしたら爆発するんだって。それを阻止するためには、赤いアンダーウェアの送り主を見つけることらしい。


(本当に、よく事件の起こる街だな……米花町……)


っていうか私、爆弾騒ぎに巻き込まれやすいのかな？……いや、自分から首突っ込んでることの方が多いや。


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