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本日は授業で使用する教材の配布日である。
入間とアスモデウスそしてフィリアの３人は並んで廊下を歩く。
校内新聞では昨日の事が取り上げられ、入間の名は２日連続で一面を飾った。その為、廊下を歩いていると、あっちからこっちからと入間へ視線が注がれる。
人間である入間的には、静かに暮らしたいと願っているのだが……難しいものだ。
「(め、目立たないように……)」
と、アスモデウスやフィリアから数歩離れたのだが「入間様、こちらです！」と、アスモデウスによって阻止された。
「あ、うん……えと……教科書を貰うんだっけ？」
「はい！悪魔の基礎や呪術、薬学、拷問学などです」
「ええ！？」
「実技が楽しみですね！」
「うぇっ、そ、そうだね……」
苦笑を漏らしながら返事をする入間だが、内心では、絶対に目立たないようにっ……！と改めて誓う。
なのだがアスモデウスが廊下を歩く一般生徒へ、「入間様の為に道を開けろ！」と声高々に訴えた。
それだけならまだ良かったのだが、ゴルゴンスネークを召喚し、威嚇の炎を吐き出させ大騒ぎ。
それを見ているフィリアは『あらまぁ。容赦ないですね』と他人事。入間は「いいから！アズ君！大丈夫だからぁっ！！」と焦って止める。
「そうですか。入間様がそうおっしゃるのなら」
と、アスモデウスはゴルゴンスネークの召喚を解除。だが既に、廊下にいた生徒達は怖がって逃げたあと。誰もいない廊下を見て満面な笑みのアスモデウスは
「道が開きました。では参りましょう！」
「う、うん……(僕は空気になる……絶対に……)」
残念ながら、入間の願いは叶うことはないやもしれない……。
配布教室の前へたどり着けば、室内から大きな音が響いた。それに警戒し、入間を庇うように前に出るアスモデウス。
フィリアも『何の騒ぎでしょうか？』とアスモデウスの背中に隠れた。
「お前な！自分の身くらい守れるだろ！」
『良いではないですか。１年生の中でアズさんに勝てるのは入間さんくらいです』
「当たり前だっ！」
『なら私は隠れても問題ありません』
「だから！自分で守れるだろっ！」
とよく分からない言い合いを始めるフィリアとアスモデウス。そんな事をやってるうちに、扉から飛び出した緑色の物体。
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雪丗(プロフ) - ちこりぃさん» ありがとうございます(^^)そう言って頂けますと、この作品も報われます(*^^*) (2021年7月20日 10時) (
レス) id: fa8523d4cc (このIDを非表示/違反報告)
ちこりぃ - …いや普通におもろいですやん (2021年7月19日 23時) (レス) id: 8ef3002cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪丗
| 作成日時：2020年8月6日 21時
