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──それから四日後。
ひょっこりとポアロヘ顔を出したA。その腕の中には縞猫の姿。その理由は
『どっちかが玄関を開ける度に抜け出そうとするから、散歩に行きたいのかなー？と思って連れて来たんだ』
「そうだったんだ」
「お待たせしました。ハムサンドと珈琲です」
『ありがとうございます』
Aの膝の上に座っているが、ポアロの扉が開く度に顔を向ける縞猫。その様子を見て、Aはコナンへ『ね？』と同意を求める。
「本当だ……」
片手で縞猫の体を押さえながら、ハムサンドへと手を伸ばすA。口に頬張れば『うまうま』と頬を緩めながら声を漏らした。そんな彼女に安室もコナンも安堵する。
「Aさん、ケーキはいかがですか？」
『いりません』
「何で？」
ニッコリと笑顔で営業する安室に、間髪入れずに拒否したA。首を傾げて疑問を掛けるコナンへ、遠くを見つめるような視線をした彼女が
『…………太った。しばらくおやつは自粛する』
「……そっか」
「……僕も協力しますね」
ストレスからの暴飲暴食が体に現れたらしい。自分からおやつ禁止を発令したようだ。しばらく彼女を構っていなかった赤井は、少しでも喜ばせようとして、あちらこちらへと連絡しようとしていたのだが、Aの必死な制止に我慢を強いることになるほどだ。
自分が食べているからと、膝上にいる縞猫へおやつを差し出すA。おやつへ顔を近付け、鼻を動かす動作のあと食していく縞猫。その様子を見ながらAは思っていたことを口にする。
『こいつ結構端正な顔立ちしてるのに、なんで貰い手見つかんなかったのかなー？』
その言葉にコナンも安室も、縞猫からAへと顔を向けた。その表情には僅かながら驚きの感情が見える。
「Aさんはこの子をよく思ってないかと……」
『何言ってるんですか……』
「僕も、てっきり縞猫を嫌ってると……」
『えぇ……？秀一を独り占めしてたことに腹立ててただけだよ。それに、嫌ってたら飼おうなんて思わないでしょ』
彼女の言葉に「え……？」と二人の声が重なった。それに『ん？』と縞猫へと向けていた顔を上げ、コナンと安室を交互に見るAが
『何か変なこと言った？』
「縞猫飼うの？」
『飼うよ。貰い手ないし。放り出したりなんてしない。弱っちいし、車に突っ込んでいくし、そんなんじゃすぐ御陀仏しちゃうもん』
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雪丗(プロフ) - 恵未さん» 数ある作品の中から一番に選んで頂き、ありがとうございます！(≧▽≦)「楽しんでます！」というお言葉を拝見すると、頑張らないと！とヤル気が漲ります！p(^^)q更新ペースは遅いですが、着実に進めていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いしますm(__)m (2020年3月12日 23時) (
レス) id: 61bafc2705 (このIDを非表示/違反報告)
恵未(プロフ) - いつも楽しく読まさせていただいています。私この小説コナンの夢小説で一番好きなんです！これからも楽しみにしてます！ (2020年3月12日 20時) (レス) id: d0f8b56ca8 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 架印�靴気�» 度々教えて頂き、ありがとうございました(^^) (2020年3月6日 11時) (レス) id: 61bafc2705 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 架印�靴気�» あら？造語だったんですね…(^^; 作者が無知なだけなので、架印�畦佑�気になさることではありませんよ(^^)揚げ足をとる会話しりとりで“しりあげあしとり”。考えられてますねー！こういうのを知ると、原作者様はやはり凄いなー！と痛感致します。 (2020年3月6日 11時) (レス) id: 61bafc2705 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤解させてしまったようでスミマセン。 (2020年3月5日 21時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪丗
| 作成日時：2019年11月4日 0時
