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──話し合いが終わり、現在私は探偵君と共に道を歩いている。何故かと言うと
───
──
─
「猫さん。散歩がてら送ってって」
『やだ』
「いーじゃん。減るもんじゃないし」
『残念ながら門限があと30分で来るんだ。少年を送ったらタイムオーバーで、僕は秀一に怒られるという運命を辿ることになる。どんな嫌がらせだ……(ジト』
「猫さんなら、秒で帰って来れるんじゃない?」
『もうそれ脚力云々の話じゃないよね?越えてるよね?さすがに超常能力はないよ』
「姿が変わるだけでも超常能力だけどね」
『あれはいつの間にか顕現してた。それ以外はない』
「そっか。じゃあ仕方ない……」
うんうん。諦めて一人でお帰り。って思っていれば、私の後ろに立っている秀一へ視線を向けて
「赤井さん。今だけ猫さんの門限30分追加して」
「ああ。いいぞ」
『あれ?私が頼むときは、最後まで言う前にピシャリとNO!を出すのに?』
「普段の行いの差じゃないかな?」
『ひどいー……良い子にしてるのにー……』
「ほら。30分しかないんだから行くよ」
不貞腐れてる間に探偵君に手を引かれて、外へと連れ出された。
─
──
───
という感じだ。ひどいと思わない?思うよねー。良い子にしてるのにさー。ぷんすこだよ。
なんて思いながら、探偵君と並び毛利探偵事務所に向かう。
『ところで何で僕を誘ったの?欲しいものがあるとか?今はあんまり手持ちないから、高いものは買えないからね』
「集るためじゃないよ……」
『じゃーなんだよー』
探偵君へと顔を向け、そして探偵君は私を見上げる。人の顔をじっと見てくる探偵君だが、口をなかなか開かない。
何?そんなに深刻な話なの?元の姿に戻れるまで秒読みみたいな状態なのに?まったく。何やらかしたの。angelちゃんに悪戯でも仕掛けたか?
と勝手に、探偵君が何かやらかしたから助けて欲しがってるんだと決めつける。
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雪丗(プロフ) - こっちゃむさん» そうなんです…安室さんにまで頼ったのに…。しょぼーん…です。癒しをー!頑張ったね!ってわしゃわしゃしてくれる方募集します(笑)ありがとうございます!続編もよろしくお願いします!(*^^*) (2019年6月20日 22時) (レス) id: 6ba5bde614 (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃむ(プロフ) - 夢主さんのふんだりけったりな感じ、いろいろと切ないですね(TT) 安室さんにまで協力要請して頑張ったのに!最終的に赤井さんに怒られるという… 誰か、癒してあげてー!と叫びたくなりました。続編も引き続き応援させて頂きますからね!よろしくお願いします!(^^) (2019年6月20日 19時) (レス) id: d587bb3c17 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 桜ひかりさん» 応援ありがとうございます。頑張らせて頂きます! (2019年6月4日 23時) (レス) id: 6ba5bde614 (このIDを非表示/違反報告)
桜ひかり(プロフ) - 夢主切ないなぁ…更新楽しみにしてます!!ファイトです!!! (2019年6月4日 18時) (レス) id: d8f09a7a12 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» 毎回コメントありがとうございます。励みになっております。更新がのろまですが頑張ります。 (2019年4月24日 0時) (レス) id: 6ba5bde614 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪丗 | 作成日時:2019年4月5日 0時