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現時刻19：30。今私は人通りのある駅から、少し離れた路地の角張ったところに秀一と二人で壁に背を預けながら、道行く人を眺めてるところ。何でこんなところにいるかと言うと、秀一に連れ出されたからだ。目的はわからない。教えてくれてないから。なので
『……ここ最近、わかったことあるの』
「何をだ？」
『秀一が私に何も言わずに連れ出すときって、大体あいつが絡んでいることを』
隣に立っている秀一にジト目を向けていれば、チラリとこちらに視線を向けて、すぐに正面に戻す。懐から煙草を取り出しライターで火を付け、紫煙を吹かした。
『……ばつが悪いからって、誤魔化されないから！さあ吐くんだ！今ならまだ罪は軽いぞ！』
秀一に体と顔を向けて見上げる。目を逸らすことなく、じーっと見る。本当にじぃーっと。
そんな私の視線に気付いているだろう秀一。でもこちらへ視線を向けることはない。これに関しては負けぬ！と意地になって、じーっじーっと見続ける。
煙草一本吸い終わった秀一は、地面で煙草の火を消す。ポケットから携帯灰皿を取り出して吸殻を納め、蓋を閉じてポケットへと戻す。その一連の動作もじじーっ！と見続けた私。めげることない私に、とうとう根負けしたのは秀一だ。
「……そうだな。絡んでる」
『ほらー！何で絡むんだよー……』
ぷくーっと頬を膨らませば、秀一は苦笑を漏らす。人差し指で、私の膨らんでる頬を突っつきながら説明してくれた。
今回連れ出された理由は、私達二人とバーボン・スコッチの四人で、食事をしようという話があったからだそうだ。本当は組織の残党を捕まえた日に食事会実施予定だったらしいんだけど。ほら。わちゃわちゃになっちゃったから。
その日の代わりにと、この間の公安との模擬戦後に食事会する予定だったんだけど。私が癇癪起こしてたから。バーボンの近くにいたら、暴れまくって手を付けられ無くなりそうな勢いだったから急遽中止になったんだって。
前回・前々回の教訓を元に、今回は食事会だけを予定して私を連れ出したということだ。
「お前は降谷くんが絡むと途端に逃げ出すからな」
『そうねー』
「……少しは否定してくれ」
『むりねー。事実だしー』
秀一は、はぁ……と大きいため息を吐く。そんな彼は「降谷くんと何かあったのか？」と真剣に問うて来た。目と目を合わせながら、秀一は私の答えを待つ。
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雪丗(プロフ) - ぬこぬこさん» コメントありがとうございます。瀕死の状態でイチャコラしたら逆にお亡くなりになるのではないだろうか？と思う作者ですが、楽しんで頂けるように頑張らせて頂きます。 (2019年4月4日 22時) (
レス) id: 6ba5bde614 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこぬこ(プロフ) - 萌えが止まらなくて死にそうなのでもっと赤井しゃんとイチャコラしてください (2019年4月4日 20時) (レス) id: a359276646 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - たぬたぬさん» 残念ながら分岐で映画のお話をやる予定はありません……。申し訳ありません。いつになるかはわかりませんが、もう一つの方でやりたいなとは思っております。ご了承下さい。 (2019年3月24日 8時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
たぬたぬ(プロフ) - そういえば、あの劇場版のルパンVS名探偵コナンってやる予定はありますか？あれ、好きなんですよねー。あのコメディ調がなんとも…FBIも出てくるし、この作品の作風にもピッタリだと思います。もしネタがなくなったら、検討してください！ (2019年3月23日 18時) (レス) id: 8546fe5974 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 彩斗さん» この作品を好いて頂き、ありがとうございます。今回は、御迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。これからも楽しんで頂ける作品になるよう頑張らせて頂きます。 (2019年3月10日 11時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪丗
| 作成日時：2019年2月23日 15時
