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──ヒュッ!──カッ!……ポテッ。
「刺っ!?……ふ、降谷さん、彼女にあれを使わせて大丈夫でしょうか……?」
「……もう少し配慮が必要だったかもしれないな」
「……使用禁止にしたほうが良いね。他のも変えた方が良さそう……」
風見さん、バーボン、スコッチと会話が続くのが耳に入る。私が投げたナイフ(竹光)は見事なまでに目標に的中したのだ。目標を縦に裂くように刺さり、それはナイフ(竹光)の重みによって床に落ちた。
『あいつはダメだ……。這い寄る混沌は見つけ次第、即退治しなきゃ……。何でこんなとこにまで沸くんだ……』
「……俺はあれが家に出ない理由が、やっとわかった……」
ナイフ(竹光)を投げた瞬間に秀一にしがみついた私。
私がヤツを初めて見たのは、秀一と家族になったときだ。前のところには居なかったから。……いや、居たかもしれないんだけど見なかったから。
ヤツを見た瞬間、全身の毛が逆立つくらいに悪寒がしたんだよね。『あれはダメだ。敵だ』って。速攻人間になって、近くにあったペンをヤツに投げ付けてやった。その時のペンは、そいつごとぽいっとしたよ。……ペンよ、ごめんね。まだ使えたのに……。
這い寄る混沌の出没のせいで、一時中断することになった公安部との模擬戦。……まだ始まってもいないが。這い寄る混沌を片付け消毒する人達と、小道具の交換のため用意する人達で分かれて作業を開始する。私?私は──
「……たまに引っ付いて離れないことがあったが、原因はあれだったのか」
「あれはダメなやつ多いからな。女の子は、虫全般ダメな子も多いけど」
「赤井!Aさんから離れろ!」
バーボンの言葉に秀一は両手を上げて、「見ての通り俺は触れていない。しがみついてるのはAだ」と無実を主張してる。秀一の言うとおり、彼にしがみついて離れないのは私だ。
「Aさん!離れてください!」
『……這い寄る混沌……ムリ……』
「もういませんし!片付きました!」
『ムリムリ……』
「ならそいつではなくて僕の方n『意味がわからない』……(ムス」
両手を広げ待ち構えています。って行動をしたバーボンを間髪いれず一蹴してやる。即拗ねたが。
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雪丗(プロフ) - ぬこぬこさん» コメントありがとうございます。瀕死の状態でイチャコラしたら逆にお亡くなりになるのではないだろうか?と思う作者ですが、楽しんで頂けるように頑張らせて頂きます。 (2019年4月4日 22時) (レス) id: 6ba5bde614 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこぬこ(プロフ) - 萌えが止まらなくて死にそうなのでもっと赤井しゃんとイチャコラしてください (2019年4月4日 20時) (レス) id: a359276646 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - たぬたぬさん» 残念ながら分岐で映画のお話をやる予定はありません……。申し訳ありません。いつになるかはわかりませんが、もう一つの方でやりたいなとは思っております。ご了承下さい。 (2019年3月24日 8時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
たぬたぬ(プロフ) - そういえば、あの劇場版のルパンVS名探偵コナンってやる予定はありますか?あれ、好きなんですよねー。あのコメディ調がなんとも…FBIも出てくるし、この作品の作風にもピッタリだと思います。もしネタがなくなったら、検討してください! (2019年3月23日 18時) (レス) id: 8546fe5974 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 彩斗さん» この作品を好いて頂き、ありがとうございます。今回は、御迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。これからも楽しんで頂ける作品になるよう頑張らせて頂きます。 (2019年3月10日 11時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪丗 | 作成日時:2019年2月23日 15時