貴方のために出来ること part.2【名探偵コナン】

51, ページ5

松田さんは私を誘拐した(見つけた)ところまで連れて行くって言って腕に抱えてくれた。
松田さんが！腕に！抱えてくれた!!大事なことなので２回言いました。


だって最初は首根っこ掴んだままだったんだよ!?ずっと宙ぶらりんだったんだよ!?それが今は抱えてくれてるんだよ!?何だこの仲良し感!!めっちゃ嬉しい!!


と心の中で荒ぶってるうちに、最初のところまで戻って来ていて、松田さんが地面に降ろしてくれた。


「ここからなら帰れるか？」


『みゃあ(大丈夫)』


「A、また遊ぼうね？」


『…………』


あれ？萩原さんもいたんですね。松田さんの行動が嬉しくて(心が荒ぶりすぎて)まったく気付かなかった。


「松田……、Aが返事してくれない……」


「構いすぎて嫌われたんじゃねぇか？」


「え!?そうなの!?」


バッと私に顔を向けた萩原さんは、めっちゃ動揺してて悲しそうな顔してた。
嫌いじゃないよ。ただ萩原さんが居たことに気付いてなかっただけだよ。←十分ヒドイ


萩原さんを見上げつつ返事を返す。


『みぅ(また遊んでね)』


「今の返事って、やっぱり嫌われた……？」


「だな」


何か悪い方向に解釈されてる!?違うよー!?嫌いじゃないよー!?って、慌てて萩原さんにすり寄る。


「A!!俺のこと嫌いじゃないんだね!?」


『みゃ(うん)』


「じゃあ、また遊ぼうね!?」


『みゃ(うん)』


「…………」


黙ってしまった松田さんを見たら、口元を片手で隠し、もう片方の手は自身のお腹に。そして体をくの字に曲げて肩を震わせていた。


(松田さん、あなたわざとあんな言い方したんですか。性格悪いですよー……)


最後の最後で松田さんの性格の悪さを知って解散した＿＿＿＿。





〜#〜


夢主ちゃんが萩原さんとの再会を果たしました。
そして萩原さんの扱いが悪いって言う･･･

作者の中では萩原さんの立ち位置は見ての通りです･･･。
そして松田さんも見ての通りです。
萩原さん・松田さんのファンの方申し訳ありません。

なんだかんだと、お二人は仲が良いと思っております。


この度≪貴方のために出来ること part.2≫に順位が付きました。
「93位？間違いなんじゃないの？おかしくね？」
と作者の中では全否定していたんですが、何度見ても変わらなかったので間違いないと思います。

これも見てくださっている読者様方のおかげ。本当にありがとうございます。


これからもこの作品≪貴方のために出来ること≫よろしくお願いします。


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