貴方のために出来ること part.2【名探偵コナン】

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ジンside


情報屋-Segreto-。ここ最近、名が上がってきた情報屋。仕事が早く完璧で、裏社会ではかなり有名になってきた。


全てがメールでのやり取り、情報の受け渡しも直接やらない。その為、男か女かもわからないし、若いのか年寄りなのかもわからない。


今回はそいつを組織に引き入れることが可能か確かめるため、ウォッカに何としてでも仕事を受けさせろと伝えた。


何度もメールを送らせ、報酬を上げてと、色々手を尽くしたが「受ける」の連絡はなかった。下請けどもの仕事は受けるのに、何故か此方の依頼は一切受けない。


徹底したやり方に裏があると思い、逆にこちらが調べたが、全くと言って良いほど何も出てこなかった。それだけやり手の情報屋なんだろう。


ますますどんなやつか拝んでみたいと思っていたところで、「Segretoが依頼を受けた」とウォッカから報告があった。


それを聞き、情報と報酬の受け渡しを直接に変えさせ、日時と場所を決めた。






──後10分もすりゃ取引の時間。先にウォッカをBARに行かせ、俺は車で少し待機。それらしいやつが店に入るのを待つ。


(やっとその面拝めんのか。その手腕、俺が使ってやるよ……(ﾆﾔﾘ)


５分経っても店に入っていくやつはいないし、情報屋らしいやつは現れない。


(……既に店にいるのか？)


いや……、もしそうだとしたらウォッカから連絡が入る。今現在そんな連絡はないから、いないんだろう。


「……来ねぇつもりか？」


舌打ちひとつして車を降り、店へと向かう。


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