貴方のために出来ること part.2【名探偵コナン】

74, ページ28

外に出て街中を歩く。今日は平日だからスーツ姿の人達が多いかな。若者は学校でお勉強中だからあまりいない。


(お腹が空いた。近道しよう)


一度路地に入り、路地を抜けて通りに出る。その道は、普段から車の往来や人通りが少なく、静かな道だ。だから猫の姿で良く通る。


いつもと同じように歩いてた。違うのは人の姿で歩いていただけ。


なのに……＿＿。


─
──
───


(会うんだったら、まだ猫の姿の方がまs……いや気に入らなかったら、即銃を取り出して撃たれて死ぬ……)


物騒な事を考えながら１歩ずつ黒いのに近付く。
どうするべきかと考えていたら、パチッと目があってしまった。


(やばっ!?)


ジンは目を逸らすことなく、私を睨み続けてくる。


ここで目を逸らすのは反感を買って即ズドン。
Uターンも即ズドン。
いっそのことこっちから仕掛けるってのは？ダメですね、すみません……。
仕方ない。ここは当たり障りなく行動しよう。(この間0.5秒の脳内会議)


ニコッと笑顔を向けておいた。


流石に笑顔を向けられてズドンは無いだろうと思い、ジンの横を通り抜ける。そのまま足を止めず一本道を抜け、人通りの多い道に出てから振り向く。


(……いない。はぁ……良かった……)


どっと疲れが出て、ご飯を食べる気にもならず人通りの多い道を選んで帰ることにした。




後に、私の今の行動が波乱を呼ぶとは知らない＿＿＿＿＿。




〜#〜


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今後ともこの作品≪貴方のためにできること≫をよろしくお願い致します。


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