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「わり〜なぁ〜、2人とも。俺ご指名だ(ニヤニヤ」
「「…………」」
「んふふふふふ」
「気持ちわりぃ笑い方すんなよ。」
「だ〜って“愛情受け取って♡”って書いてあんだぜ?受け取らなきゃ、男が廃るってもんでしょ!」
「へっ!」
「そんな拗ねんなよ〜次元〜。んふふふふ」
「まぁ頂くとしよう」
「だな」
「んふふふふふ♪」
「うるせーな!」
俺と五ェ門が形の整った物を1つずつ手に取り、ルパンは歪な物を手に取る。
「「いただきます」」
俺と五ェ門が、先に口に運んで食べる。
「ん、旨い」
「確かに甘さ控えめで、これなら食べられる」
「これは酒にも合うな」
俺達が絶賛してるのを聞いて、ルパンも口に運んだ。
パクッ
「ん"ん"!!!???」
「ん?どした?ルパン」
「旨くて声もでないか?」
「ん"ん"ん"ん"ん"ん"!!!!」
「「?」」
「が!がら"!!ゲホッゲホッ!!」
「「は?」」
「み"、み"ず!み"ず!!ゲホッゲホッ!!」
チョコを食べて様子のおかしくなったルパンは、キッチンに駆け込み、水を勢いよく出しなから蛇口から直接飲んでいた。
「辛かったか?」
「いやまったく。程好い甘さだった」
「だよな」
ルパンの過剰反応を見て、首を傾げる俺と五ェ門。
もう一度手紙を手に取り読み返していたら、五ェ門に柑橘系の匂いがすると言われて、俺も鼻を近付けると確かに僅かに匂う。
連絡なく寄越した荷物、手書きの手紙、柑橘系の匂い、ルパンの過剰反応……。
「まさか……」
俺はポケットに入れていたライターを取り出し火を付け、手紙の裏から火を当てる。
すると――――
≪私の愛情(悪戯)受け取って♡≫と浮き出てきた。
「「…………」」
「はんほひはふはへほーーー!!(あんのいたずら猫ーーー!!)」
ルパンの声がアジト内に響き渡った。
後日談 - 了 -
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雪丗(プロフ) - まぁさん» コメントと誤字の指摘ありがとうございます。誤字は修正いたしました。睡眠不足になりながらも読んで頂けるなんてとても嬉しいです。ありがとうございます。最後まで楽しんで頂ける作品になるよう精進していきます。 (2018年6月23日 21時) (レス) id: 6ba5bde614 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - 只今睡眠不足になりながら読んで居ますとっても面白いので続きが楽しみです(*´ω`*) 60話目なのですが「不思議の国のアリス」は童話で童謡は歌です。 (2018年6月23日 21時) (レス) id: bc142c419e (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます。夢主ちゃんの恋は……どうなるんでしょうかね?作者もうまくいって欲しいと思ってます。ルパンは夢主ちゃんの遊び(イタズラ)相手です!これは変わることはないでしょうw最後まで楽しんで頂ける作品を作れるよう頑張ります。 (2018年4月26日 21時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - このお話では夢主ちゃんの恋が実るのか気になります!あとルパンも好きなので、出てくれてて嬉しいです!これからも頑張ってください! (2018年4月26日 20時) (レス) id: adda87380c (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - シーナさん» ありがとうございます。読んで頂いて作者もとても嬉しいです。 (2018年4月22日 22時) (レス) id: 6ba5bde614 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪丗 | 作成日時:2018年4月18日 17時