貴方のために出来ること part.2【名探偵コナン】

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──11月７日当日
私は仕事場に来てから、耳にインカムを付けてずっとパソコンの前でスタンバってる。


４年前の爆弾犯は今日、何かしらの行動を起こすに違いないと思っているから。


ザザッとインカムからノイズが走った。


「パ、パスゥ？何言ってんの、あんた？」


女性の声が耳に入る。
実は私は今朝早くから家を抜け出して、一度ここに来て変装し、警視庁の近くで松田さんと接触。その際に松田さんに盗聴器を付けた。


今聞こえてきた声は、松田さんに付けた盗聴器からの音声。盗聴器はルパンに送ってもらった。高性能らしいよ。


「間違いねぇ……これは爆弾のカウントダウンだ……奴が動くなら今日しかねぇぜ……」


「はぁ？」


「……部！…………て、………し……」


「あ…………の……ス…………ろ？」


「え？」


流石に離れた人達の声までは音を拾えないか。
まぁ松田さんが行くところがわかればなんとかなる……はず。


「我は円卓の騎士なり……愚かで狡猾な警官諸君に告ぐ……本日正午と14時に我が戦友の首を伴う面白い花火を打ち上げる……。止めたくば我が元へ来い……72番目の席を開けて待っている。」


正午と14時……。やっぱり４年前と同じで２つの爆弾が設置されてるか。


「……円盤上で72も席があるっつったら……杯戸町のショッピングモールにある大観覧車しかねーだろ？」


松田さんって頭が切れるよね。お陰ですぐ杯戸町の大観覧車を調べられる。


４年前の爆弾は遠隔操作されて爆弾が起動してた。なら今回も遠隔操作出来るようにするはず。パソコンを操作し大観覧車から不審な電波が出ていないか確認する。


『松田さん、ビンゴだよ』


観覧車が正午の爆弾なら14時の爆弾が何処かにある。タイピングする手を止めず叩き続きて、判明した場所は…………米花中央病院だった。


『何てとこに仕掛けてんの!?』


大急ぎで車に乗り込み、米花中央病院へと私は向かう。


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