貴方のために出来ること part.11【名探偵コナン】

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まあいいや。とりあえずミケブチは外で暮らしてる。だから首輪はいらん。と思うけど、欲しいと言うかも知れないので本人達に聞いてみることに。二匹の前に屈んで


『いる？』


「「にゃう」」


『いりません』


「そ、そうですか……」


口を揃えて「いらん」と言った二匹。それをそのまま店員さんに伝えれば、困り顔で引いてくれた。手に持っているキャットフードだけ会計を済ませて外に出る。でも


『あれ？梅ちゃん、どこいった？』


バイクを店前に置いたまま、持ち主が居ない。生理現象かな？と、サイドカーに買ったものを置いて待つことにした。





──5分くらい経って、やっと戻って来た梅ちゃん。近くにコンビニもあるのに、大分遠くまで行ってたのか走って戻って来た。


『遅かったね。どこ行ってt「お前、携帯持ってたよな!?」うん？うん。あるよ』


いきなり言われた言葉に、脳みその反応が遅れたけど肯定を返す。そしたら「警察に電話しろ！」って。


『ん？死体でもあった？』


「違ぇ！けど急げ！」


『待ってよ。そんな慌てた状態じゃ相手にも伝わんないって。とりあえず落ち着け。そして説明しろ？』


私の言葉を聞いて、一つ息を吐いた梅ちゃん。


「……ふぅ。前に学祭ん時に来てたチビ共いんだろ？」


『新ちゃんと蘭ちゃんだね』


「そいつらが拐われた」


『……もっと詳しく』


私の雰囲気が変われば梅ちゃんも気が引き締まったのか、私が買い物してる間に何が合ったのかを落ち着いて一から説明してくれる。


私が店内に入った後、不審な動きをしてる二人組の男が車道を挟んだ反対側にいた。動きからして“何かやらかすかもしれない”と思った梅ちゃんは、その二人組を追い掛けたんだって。


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