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「最低でも10回は声掛けたわよ……(ジト」


『大変申し訳ありませんでした……』


その言葉に私は頭を下げるしかない。『ホームズが面白くてですね……』って説明してれば、シェリーは探偵君を睨み付け、探偵君は嬉々として私に笑顔を向ける。


「だろ!?俺の一番のお気に入りの場面hぷっ!?『ネタバレ禁止だー!!楽しみなくなっちゃうだろー!!』」


尻尾を探偵君の顔に引っ付けて口を塞ぐ。何となくだけど、放っておいたら展開を全て言いそうな勢いだったので先手を打つことにした。


尻尾を離した探偵君は「じゃあ早く読んでよ!」って急かしてくる。尻尾を元の位置へ戻し、先程と同じように寄りかかる探偵君は


「僕はこれ読んで待ってるから!」


って。振り向きながら手元の本を見せつつ、にこりと笑顔で言ってきた。そしてまた本へ戻る。


いやいや……。先約のシェリーが来たんだから、私は彼女の方が優先だと思うんだけど。って考えていれば


「ちょっと江戸川くん?何で居るのか知らないけど退いて」


「なんで?」


「アスティと約束してたのよ」


「ふーん……。なんの約束か知らねぇけど、話があるならすればいいだろ?俺は聞かないようにすっからさ」


「……そういうことじゃないわよ」


あーだこーだと会話する二人。シェリーは探偵君を退かそうとするけど、探偵君は現状維持。


そんな状態が10分くらい続いて、全く動こうとしない探偵君に、イライラが募ったのか彼が読んでいる本を奪い取ったシェリー。


「何すんだよ!?灰原」


「私が先に予約していたのよ?貴方が退くべきでしょう?」


ばちばちと二人の間に火花が散る。仲良くしろって気持ちがあるので、仲裁の言葉を掛けた。


『喧嘩すんなよー』


「「してないよ!/わ!」」


(人の尻尾の争奪戦してるくせに、どの口が言うんだ……)


仕方ないなぁ……とため息付きながら、探偵君の下敷きになってる尻尾を動かす。動かした瞬間に、探偵君に睨まれたが気にしない。


.

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設定タグ:名探偵コナン , トリップ , 赤井秀一   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 雪丗さん» 映画の話し頑張って下さい!! どうなるかな?どうなるかな?? わくわくしながらまってます! (2018年12月17日 17時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 雪丗さん» ありがとうございます!! またメッセージしたのでお願いします。 (2018年12月16日 9時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 桜さん» 送りました。 (2018年12月15日 22時) (レス) id: 6ba5bde614 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 雪丗さん» 凄く気になるんだけと……メッセージの返答お願いします。 (2018年12月15日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 桜さん» はい。今回は真純ちゃんです。どうなるかは次回をお楽しみに。 (2018年12月15日 21時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪丗 | 作成日時:2018年11月25日 10時

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