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『そうそう、ベルモット。ありがとうございます』
「……何に対しての感謝かしら？」
『私の家を守ってくれたことですね。バーボンに聞きました』
「……“守った”とは言えない状況よ……？」
眉を寄せて険しい顔のベルモット。実際にはまだ見ていないが、あそこは気に入っているのだ。家具類は買い替えれば何とでもなるし、リフォームが必要なら業者を呼べば良い。お金はある。
そろそろ行くかなと思って立ち上がり、伝票を手にとる。
「あら、もう行くの？」
『先程まで私が近くにいるの、嫌そうだったではないですか』
苦笑が漏れてしまう。一度彼女に向けた背だったが、ぴたりと止まって少しだけ振り向く。
『……ジンのことですが…………』
ベルモットの憂いを帯びた顔を見て、私が殺ったことまで知っていると勘付き、自然と視線が下がる。
「……彼が選んだことよ。私に言うことはないわ」
見られてたのか、気付かなかったなぁ……。なんて自分自身に呆れてしまう。
何だかんだと仲の良かったジンとベルモット。二人がどんな関係だったのか、聞くことはなかったけど……。幹部同士だけという関係では無かったんじゃないかと思う。私の想像の範囲だけど。
今度こそ行こうと改めて背を向けて、足を踏み出す。何歩か歩いたときに声を掛けられ
「アスティ、またね」
その言葉を聞き驚いて立ち止まる。
『“また”って……私に近付いたら……』
捕まるかもしれないよ？って言いながら振り向いたけど、彼女は楽しそうに笑っていた。
『……そうですね』
笑顔を向け肯定の言葉を返してから、今度こそ彼女と別れる。
(またいつか、貴女とお茶が飲めるのを楽しみにしておきます)
“また”なんてあるかわからないけど、心で思ってるくらいはいいよね。
次にあるかもしれない“秘密のお茶会”を楽しみにしながら、私はお散歩兼買い物を再開。街の中をふらりと歩く＿＿＿＿。
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桜(プロフ) - 雪丗さん» 映画の話し頑張って下さい！！ どうなるかな？どうなるかな？？ わくわくしながらまってます！ (2018年12月17日 17時) (
レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 雪丗さん» ありがとうございます！！ またメッセージしたのでお願いします。 (2018年12月16日 9時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 桜さん» 送りました。 (2018年12月15日 22時) (レス) id: 6ba5bde614 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 雪丗さん» 凄く気になるんだけと……メッセージの返答お願いします。 (2018年12月15日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 桜さん» はい。今回は真純ちゃんです。どうなるかは次回をお楽しみに。 (2018年12月15日 21時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪丗
| 作成日時：2018年11月25日 10時
