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独特のエンジン音に気付き顔をあげれば、結構な時間が経っていた。
(……あ。ご飯作ってない)
ヤバい……と思って、二人を覗くとまだ寝てる。いつ寝返りをうったのか気付かなかったが、シェリーは尻尾を抱き締めるように。探偵君は尻尾の先の方を、布団変わりのようにお腹に乗っけてる。寝る子は育つって言うけど、よく寝るな。なんて思っていれば、リビングの扉が開いた。
「A、ただい、ま?」
『おかえりー』
しーって人差し指を口に当てながら、小声で返事を返す。秀一からは二人の姿が見えないので、首を傾げていた。だから手招きする。近付いてきた秀一は
「クスッ なるほど」
二人の姿を見れば、表情を柔らかくして納得の言葉を呟く。二人を起こさないよう、小声で話すことに。
『ごめん……ご飯作ってない……』
「いい。俺が作る。そのままにしておいてやれ。作り終わったら声を掛けよう」
『うん』
秀一は私の頭を一撫でしてから、リビングを出ていく。彼から声が掛かるまで、私ももう少し本の世界に浸ろうと手元に視線を戻した。
__ご飯が出来て声を掛けるまで、一切起きることのなかった二人。探偵君は「やべっ……!」ってangelちゃんへ連絡。シェリーに至っては
「人の寝顔を見るなんて良い度胸ね?(ギロ」
「起きなかったのは、そっちだろう?」
秀一に寝顔を見られたのが相当悔しかったのか、めっちゃ怒ってた。八つ当たりされたのは言うまでもない。
(二人の寝顔。可愛かったから写メったってことは、内緒にしとこう)
秘密事が増えた一時だった____。
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桜(プロフ) - 雪丗さん» 映画の話し頑張って下さい!! どうなるかな?どうなるかな?? わくわくしながらまってます! (2018年12月17日 17時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 雪丗さん» ありがとうございます!! またメッセージしたのでお願いします。 (2018年12月16日 9時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 桜さん» 送りました。 (2018年12月15日 22時) (レス) id: 6ba5bde614 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 雪丗さん» 凄く気になるんだけと……メッセージの返答お願いします。 (2018年12月15日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 桜さん» はい。今回は真純ちゃんです。どうなるかは次回をお楽しみに。 (2018年12月15日 21時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪丗 | 作成日時:2018年11月25日 10時