占いツクール
検索窓
今日:2 hit、昨日:18 hit、合計:6,159 hit

28 ページ29

「……浄化の力を使ってみろ」
『はい』

ゼオンの言葉に従って浄化の力を使えば、辺り一面に光が広がる。彼に顔を向ければ、目を細めて光を見つめていた。その表情は、どこか憂いを帯びているように見える。それも一瞬で消えてしまったけれど。

「……“コントロールが出来ない”と言うより、浄化以外の魔法を使うのを拒んでいるのか」
『そ、そんなことは……』
「“ない”とは言い切れないだろう」

真っ直ぐに私を見てくるゼオン。ガランの所に共にいるにあたって、彼にも私の事は話した。私の今までの生活を……。だから否定しても通じない。

「……やはり頑固だな」
『っ……』
「俺がいる限り魔力の暴走などさせん」
『ゼオ「もしじゃじゃ馬の如く暴れ回ったとしても、小娘の力程度。どうとでもできる」……』

ゼオンの言葉に安心した。彼の言うことは、心から信用できるから。にも関わらず、二言目には暴言。彼からしたら確かに小娘だろうけど。……腹立たしいです。

この日からゼオンに魔力のコントロールを教わることに。教わると言っても、相変わらず「見て覚えろ、やって覚えろ」だけれど。私の体を包むゼオンの魔力。「俺の魔力の動きを体で覚えろ」と言うことらしい。

私は動こうとしていないのに体が勝手に動く。手を上げたり、お辞儀したり、数歩前に歩いたり、跳び跳ねたり、その場で回転したり

『目が回りますぅぅ……』
「クククッ。玩具だな」
『人を何だと!?』

口で抵抗の言葉を言っても、体は言うことを聞かない。本当に彼の玩具のように動く。

「魔力のコントロールが出来るようになったときには、傀儡にならぬよう抵抗の方法も教えてやる」
『……今はゼオンの傀儡に甘んじろと……?』
「フッ。悪いようにはせんさ」

意地の悪い笑みを浮かべながら楽しそうに喉を鳴らすゼオンに、『魔力のコントロールが出来るようになったら、一泡吹かせてやります!』と私は心に誓うのだった__。

29→←27



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
18人がお気に入り
設定キーワード:女主人公 , ファンタジー , オリジナル   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雪丗(プロフ) - キキさん» こちらにまで来て頂き、ありがとうございます。こちらの小説更新はカメさん以下の速度になるかと思いますが、少しずつ更新していきたいと思っております。今後ともよろしくお願い致します。 (1月24日 13時) (レス) id: b6a8bd3c6a (このIDを非表示/違反報告)
キキ(プロフ) - チェシャ猫が好きすぎて、こちらにも遊びに来たのですが…こっちもすごく面白いです!トレントの場面、ドキドキしました!どのキャラクターも皆、素敵ですね♪ファンタジーの不思議さやカッコよさがとても伝わってきます。無理なさらない範囲で、がんばってください! (1月23日 22時) (レス) id: cc6696e063 (このIDを非表示/違反報告)
如月 唯奈 - 雪丗さん» アドバイスありがとうございました!参考になりました! (12月16日 21時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 如月 唯奈さん» アドバイスが出来るかはわかりませんが、小説を読まさせて頂きます。読み終わりましたら、如月様の小説の方へコメント致します。少々お時間下さいませ。 (12月12日 0時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
如月 唯奈 - 私もファンタジーのオリジナル小説を書いているのですが、表現が上手くできません……何かアドバイスくださいっ! (12月11日 21時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪丗 | 作成日時:2018年11月22日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。