貴方のために出来ること〜もう一つの未来へ〜 【名探偵コナン】

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そしてその間は外界との接触は無し。情報も遮断するため携帯とパソコンも禁止って徹底的。少しでも私の耳に入ったら、無茶するってわかってるみたい。


「Aちゃんわかったー？」


『…………』


これって軟禁ってやつですかね？暴れていいですかね？…………さっきほんの少し動いただけで、倒れそうになったんだっけ。暴れても、今なら簡単に押さえつけられちゃう…………諦めよう。


「あれ？Aちゃーん？」


『…………』


……早く治して秀一の所に戻ろう。それが今の私にできる最速。だから――


“どうか私が戻るまで無茶なことしないで――”


と心の中で大切な人を思い描きながら祈る。


「お返事はー？」


『………………ぁぃ』


「よし！」


こうしてルパン達との療養生活が始まることになった。





ベッド生活を１０日ほど過ごした頃、お医者さんのＯＫが出て普通の食事が出来るようになった。それと同時に、立ったり歩いたりするリハビリ開始。腕や足のリハビリはベッドの上でやってた。お腹の傷に支障が出るからって、あまり動かせなかったけど……。


約２週間で松葉杖無しに、立ったり歩いたり出来るように。ちょっとは走ることも出来るようになったよ。


それからはひたすらに体力・筋肉作りのトレーニング。それと五エ門相手の軽い組手。目では動きが追えるのに、体が付いていかない。


約２ヶ月でここまで動けなくなるなんて……。って落ち込み凹んだ。そんな時に
ルパンは“美味しいもの食べに行こうぜ〜”
不二子は“ショッピングしましょ！”
次元は“酒のつまみ作れ”
五エ門は“茶菓子が手に入った。一緒にどうだ？”
って気分転換させてくれた。






動けるようになってから約１ヶ月間。トレーニングをやり続けた。


ルパンと次元には、何丁も用意したエアガンで四方八方から撃ってもらう。それを半径５ｍの範囲で、玉切れになるまで避け続ける。


『うん。こんなもんかなー』


「マジ……？；」


「本気で狙ったんだが……；」


『えへっ♪』


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