貴方のために出来ること〜もう一つの未来へ〜 【名探偵コナン】

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不二子の部屋の真下まで来て、足に力を込めてぴょーんと飛べば目の前に窓。力を込めて足を振り抜き、ﾄﾞｶﾞｼｬｰﾝ!!という大きな音を立てて、窓枠ごと外れる。


『強化ガラスはヒビ入っただけかー。もうちょい力込めたら割れそうだねー』


誰からの反応もないので部屋を見渡すけど、不二子の姿がない。あれー？と首を傾げる。すると先程私が立てた音で、構成員が入ってきた。部屋の惨状と私の姿を確認して、銃を向けて来る。なので発砲される前に、相手の懐に入り腕を捻り上げて床とちゅーさせてやった。


『不二子はどこかなー？』


「っ！言うわけないだろ！」


『そんなこと言わずに教えてよー』


口を固く閉ざす構成員。仕方がないなー。と捻ってる腕はそのままに、空いている手を相手の頭に乗せる。そして殺気を向けながら一言。


『答えなければ折る』


低く冷たく言い放った言葉を聞いた相手は、冷や汗をどっぷりとかく。そして簡単に不二子の居場所を教えてくれた。それに対して『ありがとー』と言葉を掛けてから男を放す。そのまま背を向けて歩き出したら、ｶﾁｬﾘという音。銃を向けられたのはわかったが、気にせずその場を離れた。


さっきの構成員が教えてくれた場所は教会。爆発音を聞いたボスが不二子の仲間だと気付いて、彼女を引き摺って教会へ向かったと。なので私も教会へ向かう。


――ﾄﾞｫｫｰﾝ!!


歩いていれば、先程より大きな爆発音が響く。ルパンの作戦では一発だけだったはずなのに？と首を傾げた。しかも爆発音がしたのは一階の武器庫方面だ。ルパンが仕掛けたところの真逆位置。なんかあったのかな？なんて呑気なことを考えながら、教会へと足を動かす。


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