貴方のために出来ること【名探偵コナン】

44, ページ45

次元side


部屋で酒を片手にのんびり過ごしていたら、ピロンと携帯が着信を告げた。中身を確認してみれば、差出人はAからだった。


――――――――――――――――――――――――――――

to.次元
件名:感謝

素敵なプレゼントをありがとう。
とても快適に過ごしています。
他にも色々と気を使ってくれて、感謝してもしきれないくらい。


仕事の依頼もしてくれてありがとう。
報酬は確かに受け取りました。


今度会う機会があったら、美味しいご飯作るね。
それまでに腕を磨いておくから、楽しみにしてて!


from.A
――――――――――――――――――――――――――――


自然と口角が上がる。
持っていた酒を机において立ち上がり、ルパンのいる部屋へ歩き出す。


「おい、ルパン。Aかr「だぁぁぁ！Aのやつ、何てイタズラすんだ!!」……どうした？」


「Aのイタズラでデータが送られてきたんだが、トラップが大量だわ、ウィルスは仕掛けられてるわで、パソコンがお亡くなりになって、なーんも出来なくなっちゃった……。んで、なんか用か？」


「あ、あぁ。Aからこんなメールが来たから見せてやろうと思ってな」


俺はルパンと共に、Aから送られてきたメールをもう一度確認する。改めて見ても、ルパンへの過剰なイタズラは何かの手違いじゃないかと思っていたら


「なぁ次元、これ下の方にまだ続きがあんじゃねぇ？」


「あ？」


下にスクロールすると


――――――――――――――――――――――――――――

p.s.ちょっと本気でルパンにイタズラしてみた(・ω＜) ﾃﾍﾍﾟﾛ

――――――――――――――――――――――――――――


って書いてあった。


「……あいつ腕あげたな」


「ほんと……」


「「はぁ……」」


まったく……。今度会ったら、酒に合うつまみを作らせるか。旨かったら許してやろう(ﾆﾔﾘ


.

45,→←43,

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す