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《 璃月 》


・鍾離

「見ない顔だな、君も興味が?」

璃月の街で見かけた“岩王帝君”の歴史。
初めて聴く話に興味を示す貴方。
すると後ろから知らぬ声が。
振り向くと長身の男が貴方と同じ様に、歴史を眺めていた。


「岩王帝君の歴史は長い物だ、興味があるなら話してやろうか?」


落ち着いた彼に見下ろされ、無意識に体が強張る。
それに気付いたのか彼は少し考え、優しくこう答えた。


「急用があるなら無理をしなくて良い、もし話が聴きたくなったら此処にくると良い。」


そう言い彼は一つの紙切れを渡し、何処かへと消えていった。
その紙には、綺麗な字で“往生堂”と書かれていて、下に住所が載っていた。
これ、いつ書いた物なんだろう…?





・タルタリヤ

「やぁ、脅かしてごめんね、怪我は無い?」

花畑に散歩に出かけると、無数の魔物に遭遇してしまった貴方。
恐怖でその場にへたり込んでしまった時、上から何かが降ってくる。
それは剣の様な弓の様な形をした武器。
考える時間もなく、目の前に誰かが現れる。


「っはは、こんなに魔物を引きつけて…。」

「君は運がいいね!」


辺りを一瞬で無にした彼は楽しそうに微笑む。
その目は楽しそうにしながらも光は宿っていなかった。


「次も何かあったら、俺に言ってね?」





・魈

「この時間帯に人が居るとは…。」

夜眠れず外を少し歩いている貴方。
そこに現れたのは、夜空を眺める夜叉。
ざり、と砂が擦れる音に気付き、手元にある槍を構える。
目の前にいるのが貴方と分かった時、夜叉は槍を下ろした。


「……戻らないのか。」


小さくそう呟く彼をただ見つめることしか出来ない。
それから彼は小さくため息をつき、こう言った。


「風をひきたく無いのなら戻れ。」

「…人間は我より貧弱なのだから。」


その声は何処か、震えていた様な。
あれ、そういえば名前聞けて居なかった…。





・白朮

「おや、此処は初めてですか?」

少し風邪気味で不卜廬に訪れた貴方。
カウンターのキョンシーさんの話を聞いている時に背後から声が聞こえた。
彼はここの店主らしく、貴方の話をしっかり聞いてくれて薬も用意してくれた。


「ありがとう?いえいえ、これが私の責務なので。」


彼は優しく微笑みかける。
その後彼は貴方にこう語りかけた。


「また体調が悪くなったらいつでも来て下さい。」

「無理をなさらずに、ですよ?」


彼は医者、でも貴方の前になると少しだけ素を出すかも、ですよ。

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まかろん。(プロフ) - 苺大福さん» リクエストありがとうございます!更新に時間が掛かるかも知れないのでご了承いただけると嬉しいです!🙇‍♀️ (3月24日 20時) (レス) id: ee83d9d4d4 (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - 初コメ失礼します。彼女が泣いてたらというのでお願いしたいです (3月23日 0時) (レス) id: e92025fa8e (このIDを非表示/違反報告)
うえ - ぎええええ.....好きすぎます..!!ヤンデレとか共依存とか大好きなので嬉しいです..!!投稿待ってます!! (1月20日 18時) (レス) @page23 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん。(プロフ) - min.さん» む、難しい…!!出来るだけ勉強してきます!もし出来なかったら御免なさい…!! (1月19日 23時) (レス) id: ee83d9d4d4 (このIDを非表示/違反報告)
min. - 少女ちゃんと富者と雄鶏さんでお願いします!! (1月19日 19時) (レス) id: 7a25cd7170 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まかろん。 | 作成日時:2023年12月17日 3時

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