B A B Y エ イ ト 4

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ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ//



大「亮ちゃん!!」



学校の最寄り駅から電車で15分、そっから走って5分。

亮ちゃんのお世話になってる病院に駆け込んで病院の中も怒られながら全速で走って病室を開けた。



お義母さんとお義父さんが亮ちゃんの周りにおってくれて、たくさんサポートしてくれたみたいで。

俺が亮ちゃんのいるベッドに近づくと亮ちゃんの目から涙が溢れてさっきまでベッドの柵を握ってた手を俺に広げてきた。



大「…ん、頑張ってくれてありがとう……こっから俺もおるからな、」



亮「…………おそいっ」



大「ごめんな？これからはずっとおるから、」



亮「……うんっ」



そのあとは陣痛が来たら、両親学級とかで習った呼吸法やったり摩り方やったり。

どんどん余裕がなくなってく亮ちゃんを見るのはやっぱり辛くて、何回も変わってあげたいと思った。

やけど俺が亮ちゃんのことを支えるんやって考えてサポートをたくさんして。

はよ生まれて来いって何回も願った。



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「うん、大倉さん分娩室行こうか！子宮口柔らかいし、今9センチ開いてるからねー！」



もう何時間たったのかな、

何回目かの内診でやっと分娩室に移れるようになった。

たぁがタオルとか水とか持って俺の体を支えてくれて、なんとか歩いて分娩室に行って。

分娩室に移動してもとにかく息まないように、声出して力入れないように頑張って。



たくさんサポートしてくれるたぁのためにも、心配してくれてるオカンとオトンのためにも、頑張ってくれてる赤ちゃんのためにも、もっと俺も頑張らなきゃな。



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