大丈夫。VI 第３章

189：つ わ り ページ8

#1213 #8週





亮「っ、……おぇ、………ん、うっ、……」





どうにもならないこのムカムカ感。

吐いても吐いても常に不快感は付きまとってきて、何をしても気持ち悪い。



何年ぶりに体験するつわりはやっぱり、想像よりもはるかに辛くて。

もう既に心は折れてる。



お腹が空くと気持ち悪いから食べても、結局は出てきてまうし沢山寝てるのに眠いし。

いつもは貧血なんてならんけど貧血でクラクラやし、頭は痛いし。

歯磨きだって歯ブラシの感じとか、お風呂の湯気の感じとかすら気持ち悪くて。

自分の体なのに何が何だか分からん。

着いて行けんわ。。。





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大「っあ、ちょ、大丈夫？」



亮「………ん、」





トイレから出てきた亮ちゃんの顔色は真っ白で。

真っ白を超えて真っ青？



元から細いのに(俺の半分くらい)つわりの影響で食べるけど吐いてまうから余計に細くなって。

貧血でフラフラの亮ちゃんを支えながら寝室に連れて行けば、控えめに俺の指を握ってきて。

手じゃないところがまた可愛い。

まぁ、亮ちゃんは何しても可愛いけどな♡♡





大「ん？どうした？気持ち悪い？」



亮「ﾌﾙﾌﾙ)……寝るまで居て」



大「うん、分かった。ここおるよ。」





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