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亮「おね、が………ます………も……無理……」
スタッフ1「じゃあ、今日はここら辺にしようか。また明日の撮影でね。」
やっと開放される。
フワフワする頭で、それだけは考えられた。
スタッフさんがドンドンと自分の服を着ていって、ホンマにもういいんやって思うと安心して涙が出た。
その時、ドアの鍵が開くガチャって音がして無意識にドアの方を見た。
また新しい人が来るんじゃないかって怖くなったけど、それは違って。
俺の、大好きな顔があった。
亮「す、……ばくっ………」
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渋「…………」
ドアを開けた瞬間、思わず閉めようかと思った。
そこはあまりにも悲惨で。
裸のまま、床に寝かせられて泣いてる亮。
その周りには、男のスタッフが4人。
すぐに俺は亮の元へと駆け寄った。
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渋「亮、ホンマにごめんな。(サスサス」
安「亮、丸が毛布持ってきてくれたで。掛けようか。」
大「亮ちゃん、今、信ちゃんが山Pに連絡してるからな。」
ドアが開いたと思ったらすばるくんが居た。
すぐにすばるくんと章ちゃんと大倉が駆け寄ってきてくれて。
丸と横山くんは、スタッフさんと何か話してて。
村上くんは智に電話してて。
もう、何が正解なのか分からなくて。
今、どうすればいいのか分からなくて。
ただ、涙を流す事しか出来なかった。
亮「…………………」
それでも周りの景色はドンドン変わっていった。
あのスタッフさん達が誰かに連れてかれて、いつの間にか周りにはメンバー全員おって。
それに、警察みたいな人達も沢山いて。
お偉いさんも沢山いて。
もう大丈夫なはずなのに、怖くて怖くて。
メンバーでさえも信用出来なくなった。
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作者名:しょーゆぽんず | 作成日時:2020年5月31日 19時