ＢＡＢＹエイト (ページ10)

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亮「んっ…ふぅ〜……来たっ……」

大「ｻｽｻｽ)ふぅ、はぁ、ふぅ、」

陣痛が始まって１時間

間隔は２０分でまだまだなんやけど既に亮ちゃんは汗だくで。

汗かいて一生懸命に頑張ってくれてる亮ちゃんに対して、頑張れとは口が裂けても言えなくて俺はただただ呼吸を一緒にするだけ。

亮「ふぅっ………も、だいじょぶっ…」

大「ホンマ？じゃあ１回水飲もうか。」

亮「ん、ありがと」

陣痛が来てない間は水飲んだり汗拭いたり。

そんなことしか俺は出来なくて。

ｺﾝｺﾝｯ

橙「亮ちゃーん、どんな感じ？痛みは？」

亮「んー、最初より強くなったかも。」

橙「そっかそっか。次、陣痛きたら内診するな。」

「亮ちゃん、その体勢が楽？」

亮「おんっ、今のところ」

今亮ちゃんがやってる体勢は、四つん這いになっての腰を落とす感じ

色々試したけど、お腹の重さとかもあんまり感じなくて楽らしい。

大「あんま良くない？」

橙「ううん！全然！逆に赤ちゃんの位置が決まるから、その体勢はめっちゃええよ。」

「クッション持って来たるからクッションに凭れる？そっちの方が腕も疲れんよ？」

大「どうする？」

亮「欲しいな…」

橙「はーい、じゃあ看護師さんに頼んどくな。」

こういう時、担当の先生が兄貴で良かったって思う。

やってさ、亮ちゃんも遠慮せんくて大丈夫やし色々と頼みやすいやん？

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