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亮「はぁっ……んんっ……痛いよっ……しょ、ちゃ…」
安「亮、力入れないようにな？赤ちゃんも頑張っとるからね。あと少しやで」
亮「はぁ……んっ……あぁっ……」
ついに亮の陣痛が始まった。
自宅出産希望してたから、お世話になる助産師さんを家にすぐ呼んで。
陣痛が来る度に、僕の名前呼んで一生懸命耐える亮
僕は、腰を摩ることしか出来んくて後はただひたすらに亮に声をかけるだけ。
不安定になりやすいから、なるべく明るいポジティブな言葉をかけて。
まぁ、それも亮の耳に届いてるか分からんけど。
亮「んんっ………しょおちゃん……」
安「ん？何？水？」
亮「トイレ…行きたいっ……」
安「トイレ？じゃあ、この波が引いたら行こうな。」
トイレ行きたいって言ってきたから、助産師さんに伝えて。
痛みが引いたのを見計らって、亮を立たせて支えて。
もう、陣痛が始まって結構な時間経っとるから亮はフラフラで。
それでも何とかトイレにまで座らせて。
亮「あっ……来たっ………はぁっ……んっ…はぁはぁっ…あぁ…」
安「亮、１回落ち着こうなぁ。大丈夫やで。大丈夫。ふぅ〜ってしような。」
亮「ふぅっ……はぁ…ふぅっ…」
安「おんっ、その調子その調子。」
座った途端に陣痛が来てもうて、焦る亮を何とか落ち着かせて。
内心、僕もめっちゃ焦ったけど亮の前で僕が焦ると余計に不安になると思うから、平然を装って。
早く、この痛みから開放されますように。
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作者名：しょーゆぽんず | 作成日時：2020年5月10日 13時
