１：M I D O R I . ページ1
・
サラリーマン(緑:３０)と主夫(黄色:２８)設定
・
大「生まれる？ちょっと赤ちゃん、元気なくない？」
亮「そんなことないって。あと１週間ぐらいかな？」
大「あ〜、楽しみ！ちび〜！はよ出ておいで〜！パパとママ、待っとるよ〜！」
不妊治療をして３年半。
何回もしんどいと思ったこともあったし、辞めたいって思ったこともあった。
それでも諦めないで続けてた。
そして、やっと、やっと来てくれた子は男の子で。
そこからは、男の子の名前本買ったり、服揃えたり。
妄想までしてまうよね。
同僚のヤスとマルにも「親バカ」って言われるくらい、もうすでに親バカで。
早く元気に健康に、生まれてきますように……
・
亮「ほら、早く行ってき？」
大「ええ〜？ホンマにアカン？やって息子と妻の為やで？」
亮「アカン！ほら、課長さんやろ！頑張って！」
大「んー、もう！分かった！会議終わらせたら、すぐ帰ってくるから！それまで産んだらアカンからな！」
亮「分かった、分かった。行ってらっしゃい！」
やっと行ったよ、パパさん。
朝から、定期的に張り？というか、痛み？が来てて。
それでも、たぁは今後の予定とか難しいことを決める大事な会議があって。
最近、課長になったばかりだから、休む訳にもいかんやろ？
課長がおらん会議ってなんか、アカン気ぃするし。
やから、何とか行かせて。
まぁ、その会議が終わったら早退してくるらしいんやけどね。
亮「ふぅっ……いててっ……」
亮「パパが帰ってくるまで待っててや〜。」
大きくなったお腹に少しの寂しさもありながら、会える嬉しさを込めてお腹を撫でた。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 279人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しょーゆぽんず | 作成日時：2020年5月10日 13時
