【ヒロアカ】竜胆【ホークス】 (ページ5)

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ep.5 ページ5

同日午後11時＿＿＿＿

鷹見は仕事が終わり、自宅であるマンションの入口まで帰ってきた。

すると一つの人影が見えた。

住人だろうか。この際、挨拶でもしておこうと思い人影に近づいた。

人影の正体は、自分にとって嬉しすぎる人物で。

鷹見は思わず口角を上げてしまった。

「こんばんは管理人さん」

鷹見がそう声をかけると、気づいていなかったのか、ビクッと体を震わせて振り返った。

『た、鷹見さん。こんばんは。

お疲れ様です。』

ビックリしても平常心を保とうとするAに、鷹見は胸が高鳴るを感じた。

(かあいいなぁ...Aさん)

Aは、少し耳を赤くして何事もないように話を続けた。

『鷹見さん、やっぱり夜遅いんですね。』

「まぁ、慣れてますけどね。

それこそ管理人さんだってこんな時間まで仕事ですか？」

『はい。玄関のチェックとか色々です。』

「へぇ.....ホントお疲れ様です。」

鷹見は、朝早くから夜遅くまで色々やることがあるAに労いの言葉をかけた。

『ありがとうございます。あ、鷹見さん、もうお疲れですよね？ついつい話し込んでしまいました...すみません。

しっかり休んで、また明日も頑張ってくださいね。』

おやすみなさい、と微笑んで言い、Aは部屋に戻っていった。

ひとり残った鷹見は、

(いや、待って、その笑顔は反則...)

と心の中で悶え、疲れが飛ぶと共に部屋に戻って行った。

(Aさん、ホントかわい

写真撮りたい

あー、写真ね...いいかも)

独りである事を考えていた。