別にどうとも思わんが。【ONE PIECE】 (ページ1)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:505 hit

トリップしたそうだ。ページ1

今日はいつも通りだったはずだ。
朝起き、顔を洗い、飯を食べる。
学校へ行き、友達と上辺だけの付き合いをし、
家へ帰る。

変だと言えば帰るときぐらいか。
ずっと視線を感じていたな、そういえば。

じゃあ、その視線の主が(「そう、僕だった訳だね。」

『なるほどな、このストーカー野郎が。』

「えぇ、ストーカーなんて言わないでよー

それに、君にとっちゃ嬉しい誘いだと思うんだけどねー。」

『その嬉しい誘いをする為に、私を誘拐したと？』

「うん、そうなるね！

じゃあ、改めて説明させてもらうよ。

まず、僕はミーシャ。君達の所の、神ってやつさ。」

女みたいな名前だな…

「酷いよ！結構気にしてるのに…

それで、誘いって奴が…

君に、ONE PIECEの世界に行って貰おうと
思ってね、そこで無理矢理連れてっても良かったんだけど、そんなんじゃ、ありきたり過ぎてつまらない。

じゃあ、という訳さ。
自分で行ってもらおうとね。

どうする？Aさん。
君、ONE PIECE好きだろう？」

確かにそうだ。私は大のONE PIECE好き。
別に漫画が好きな訳じゃないんだが、

ONE PIECEだけは好きなんだ。
あの人を助けたい、なんて今まで何回考えたことか。

『そう、だな。
行きたい、凄く。

でも、質問だ。私がアチラに言ったらコチラの私の扱いはどうなる？』

「ん？そんな事、気にしなくていいんだよ！
僕がなんとかしとくからさ。

ただし、原作を変えるのはとても難しい事だ。
どんなに頑張っても、曲げられない事がある。
それでも、君は行くんだね？」

今更、悩む必要もない。

『あぁ、行くよ。
曲げられないのなら、断ち切ればいい。』

「ふふっ、君ならそう言うと思ったよ。

じゃあ、いってらっしゃ～い！」

目の前の彼がそう言うと、足元が急におぼつかなくなった。

まぁ、なくなっただけなのだが。

『お前、こんな高い所から落とすなんて
義務教育絶対受けて無いだろ…！』

落ちる、落ちる。
きっと地面に着く頃には肉片にでもなっているだろう。

…眠い…少し………寝る…か…