Colored Coffee (ページ36)

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電話をかけてから30分後、

ミンギュの怒鳴り声があまりにもひどかったから仕方なくカウンターに出た。

乃愛「マスター。」

マスター「出てこない方がいい。興奮してる。」

乃愛「私が出れば大人しくなる。私が我慢すれば。」

マスター「助けは？」

乃愛「大丈夫、来てくれる。」

MG『遅い。』

私が店内に戻ってくるのを待たされた彼の剣幕は限界に達していた。

MG『俺が、何年お前のことを思って！』

乃愛『じゃあなんで連絡してこなかったの。』

MG『それは連絡できなくて』

乃愛『なんであんな報道許したの？』

MG『それは...』

乃愛『答えられないじゃん。』

MG『それは悪かったよ。俺がいけなかったから、また前みたいに戻ろう。』

乃愛『私はあなたに謝ってもらいたいんじゃない。』

MG『なぁ、乃愛、まだ俺ら終わってないよな、？』

マスター「ちょっと落ち着け。」

MG『うるせ、黙ってろ。』

乃愛『ミンギュ！』

MG『なぁ、俺にはお前が必要だよ、お願いだよ。』

乃愛『嫌よ。』

MG『なぁ、頼むから、』

ミンギュは私にすがるように抱き着いてきた。

乃愛『今更。』

？『そこまで。』

そういって引き寄せられた先には

JK『いい加減にしろよミンギュ。』

ジョングクさんだった。

MG『またお前かよ。なんだよいつもいつも！また邪魔すんのかよ！』

JK『邪魔なのはお前だよ！』

MG『いいから乃愛を返せ。』

JK『嫌だ。』

彼は私を背中の後ろに隠した。

完全に怒っているミンギュは怖かった。

自然と震える手

ジョングクさんは背中の後ろでその手を強く握っていてくれた。

MG『乃愛、お前ジョングクがいいのか？俺より？そんなことないよな？』

乃愛『.....』

MG『乃愛！』

ジョングクさんとつながれた手が強く握られる。

乃愛『好きじゃない。』

MG『あ？』

乃愛『もう好きじゃない！』

MG『...』

乃愛『もう顔も見たくない。』

ジョングクさんの背中から声を上げた。

MG『.....』

JK『.......』

MG『ふふっはははははは！そうか！もう俺は用無しか！別に俺は気にしねぇよ。お前が寂しがってるかなと思ってきてやったのによ。』

JK『お前っ！』

MG『まぁせいぜい捨てられないように頑張れよ、ジョングガも、困ったら何でも言って来いよ、コイツの事なら何でも教えてやるよ。』

そう捨て台詞をはいてミンギュは去っていった。