にこいちマンネ ① (ページ5)

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yy ｢僕、劉揚揚。ヤンヤンって呼んで。｣

｢…ぅ、うん

わかった。」

yy「寒いでしょ、これ着なよ」ﾊﾞｻｯ

「わわっ… 」

ｶﾗﾝｯ…

yy「ん？」

「あ、、、コートからなにか落ちた」

「指輪？これ、ヤンヤンの？」

yy「うん。ちょっと前に連れていかれたジュエリーショップのショーで、プレゼント企画をしてて何やら僕が当選したみたいでもらったんだ。

モンタナサファイアっていうらしい。」

「モン…ﾓ…ん？((

そ、そんな貴重なもの、コートのポケットに入れるの？」

yy「まあ、忘れてただけだよ。

それに、僕にってくれたけど、僕には似合わなかった」

そう言って、神妙な顔つきをする彼。

おもむろに、握ったままの私の右手を両手で持ちはじめる。

…そしてゆっくり

右手の薬指にその指輪をはめた

yy「わぁ、びっくり…

うん

僕よりも君の方がずっと似合う。」

そういってにかっと笑う彼。

「っ//

ね、ねぇ、薬指にはめる意味、わかってる…？」

yy「へっ？

！！！あ、いや、べ、そんな、別に…！

ただ君の指が細いから、どこの指がいいかなって…」

「ふふっ」

yy「っ// ちょっ…笑わないでよ…

…その指輪

君に。」

「えっ、そんな、受け取れないよ…」

yy「…受け取ってよ

さっき出会ったけど、

僕にとって君はもう…特別なんだ。

きっと…いや絶対

僕達出会ったの、運命だと思うんだ。

だから、今日を祝福したいんだ。」

また綺麗な笑顔を私に向ける。

おかしい、顔が熱くなる感じ…

…風邪ひいたのかな

「そう…

ありがとう…すごく綺麗…

…ふふっ」

yy「？どうかした？」

「ヤンヤンは、王子様みたいだね。」