にこいちマンネ② (ページ6)

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あれからソロデビューの日取りや細かいことを確認して退室した。

「はぁ…」

嬉しいし望んだことだけど、不安が多すぎてため息が出る

ty「やー、ラン、どうしたそんなため息ついてㅎㅎ」

廊下にて、我らがリーダー、テヨン氏に声をかけられた。

「わ！テ、テヨンオッパ…来てたんだ」

ty「今日オフ？」

「うん、でも社長に呼ばれて…」

ty「ぁあ〜…そういうことね」

なんか察したような感じ…笑

「オッパ、もしかして知ってたの？」

ty「ソロのことだよね」

「うん…」

ty「実は俺も2日前にきいたよ、社長に呼ばれて」

「そうだったんだ」

ty「ランには言うなって、ごめんね。」

「謝らないで、そうじゃないの…」

ty「それで…するの？ソロデビュー」

「うん、する…ずっとやってみたかったの」

ty「そっか、俺は楽しみだよランのソロデビュー」

微笑んで頭を撫でてくれるテヨンオッパ

「でも、何から手をつけたらいいかわからなくて…」

ty「あぁ、それであのため息だった訳かㅎㅎ」

「うん…笑」

ty「普段から作詞作曲ダンスの振りまでやってるから…何が心配？」

「良いものを作って、ファンの皆の期待に応えられるものにしたいの…でもそれが何かよくわからなくて」

ty「そっか…ファンは、A、翠蘭、どっちの姿でも受け入れてくれるよ。ランの好きなもの、嫌いなもの、大切なもの、過去のこと、これからのこと…何でも良いんだよ。」

「なんでも…」

ty「良いものを作る気持ちは勿論大事だよ、でも…今からディティールアップしてつくり出すんじゃなくて、振り返ることが、ファンの知りたい君の姿だと思う…それが、おのずと良いものになると思うから…俺の個人的な意見だけど…」

そっか、これから何かするんじゃなくて、1度立ち止まって私の全てを見せることがファンの欲しい姿…ってことなのかな

「私、どう自分を飾ろうかって考えてたけど…そうじゃなくて、今あるものを見せる方が良いのかもしれないね」

ty「うん、その方が君のファンは嬉しいと思うよ」

私の持ってるもの…