5話 ページ6
璃月港で買い物をしていたら、肩をトントンと軽く叩かれて振り向くと、タルタリヤが手をあげて立っていた
「やぁA。今日は暇かな?この前言った俺の博識な知り合いに合わせたいんだ。時間はあるよね?」
『私、タルタリヤの人の都合を考えない発言意外と好きだよ』
そう言って大きなため息を吐けば「告白かい?」と笑顔で言われた
誰が戦闘狂のファデュイ執行官なんかに
「瑠璃亭に待たせてるから。……あぁ、急がなくても大丈夫。あの人は」
「瑠璃亭に“待たせてる”」と聞き、速足になりそうになったところをタルタリヤに手で制された
待たせて良い人なんていないでしょ………
「好きな事聞いちゃって良いからね。あ、あと好きな物も食べて良いよ。俺が払うからね」
当たり前のように「俺が払う」と言うタルタリヤに「タルタリヤが奢られてるの見たことない」と言うと少し間が空いてから「はは」と言う乾いた笑い声を返された
心なしか奢られるのは諦めているように感じた
タルタリヤも大変なんだな、と思いながら彼の横顔を見ていたら瑠璃亭に着いた
タルタリヤは、瑠璃亭前にいる女性に何かを言ってから「おいで」と言って私を瑠璃亭の中へ案内した
静かな室内の中にカツカツと、私とタルタリヤの靴の音が響く
「ん、着いたよ。せんせ〜!連れて来たよ!」
私の方を振り返った彼は私に優しく言った後、なかなかの大声で「先生」と呼ばれる人に報告をしていた
あぁ、変な人じゃあありませんように!ま、どうせタルタリヤの知り合いだし変な人なんだろうなあ
と、瑠璃亭に来るまでに何回思ったか
恐る恐るタルタリヤの背中からちらりと顔を出して見れば、すごく、そりゃあもう、とてつもなく顔の整った男性が優雅に座ってお茶を飲んでいた
変な人とか言ってごめんなさい
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75MQiGVSCwFC1RV(プロフ) - はわ、横棒とかを区切る為かと思いきや規則性からその真意に気づいてしまいました…。続きが出るのを楽しみにしてます! (5月8日 2時) (レス) @page17 id: 703a5f6103 (このIDを非表示/違反報告)
玉ねぎ - めっちゃ続きが気になります! (2023年4月9日 22時) (レス) @page12 id: faa7a99a5f (このIDを非表示/違反報告)
ててい - 新作ありがたいです🙏 とても面白かったです更新頑張ってください💪🔥 (2022年11月30日 19時) (レス) id: af57e42461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おさけ | 作成日時:2022年11月29日 20時