泣かないで ページ41
『おに……………ちゃん』
目を覚ますと私は泣いていた。
寝かせられているベッドから起き上がると下半身に違和感。
不思議に思って見てみるとタルタリヤさんが蹲ってすやすやと寝ていた。
『……おーい、貴方の大好きなAさんがお目覚めですよ〜っ』
小声で呼びかけてみるが反応はなし。
それよりも噛みつかれた首元が痛くない。そっと噛みつかれた場所を触ると傷一つなかった。
あ、七七ちゃんかな？
ふふ、後でお礼しないとな！
そしてさらりと寝ているタルタリヤさんの頭を撫でる。
こう……何もしてなければイケメンなのよね。
『はぁ、起きたいんだけどこの人重すぎる』
起こしてやりたいがこの人はファトゥス11位〈公子〉。
こんなすやすや寝ている暇もあまりないだろう。
しょうがない、顔に免じて寝させてあげよう！！！
私はタルタリヤさんの頭を撫で続けていた。
すっごいふわふわで触り心地が神。やめられねぇぜ
「ん………」
『やっべ』
お こ し て し ま っ た
タルタリヤさんは目を少し擦ってこちらを見た。
「……… A………ちゃん………？」
『……………………えへっ？』
瞬間、タルタリヤさんに痛いほど抱き締められた。
そりゃあもう骨が折れるんじゃないかくらいの力で。
「馬鹿、ほんっとに馬鹿」
『……』
「何ですぐ俺を呼ばなかったの。なんであんなになるまで逃げてたの。」
「俺本当に心配したんだから。君を見て息が止まったんだ。ね……ぇ本当に………」
タルタリヤさんの声はだんだんと小さくなっていき、私を抱き締める長い腕も震えていた。
『………ごめんね』
震える体を私は抱き締めた。
タルタリヤさんは腕の力を少し増やして私の肩に顔を埋めた。
私の肩は少し冷たくなった。
「ほんっっっっっとにびっくりしたんだからな！！！！」
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りる - 好きすぎて三周くらいしました大好きですウォーー❗❗ (2月29日 21時) (
レス) id: eabc2ddefe (このIDを非表示/違反報告)
あねも２世(プロフ) - タルもすごくいいしこの小説の空くん可愛すぎて私得でしかない。本当にありがとうございます大好きです (2022年12月29日 12時) (レス) id: f96374b435 (このIDを非表示/違反報告)
時雨飴(プロフ) - 桔梗さん» 全然大丈夫ですよ!忙しい中ありがとうございます!確認しておきますね! (2022年7月22日 13時) (レス) id: 0223106e7b (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - 時雨飴さん» 遅れてしまって申し訳ないです😢送りましたのでどうぞご確認お願い致します (2022年7月22日 12時) (レス) id: b898c3788b (このIDを非表示/違反報告)
時雨飴(プロフ) - 見てきました!IDは820306188です！アイコンは煙緋です〜！ (2022年7月20日 18時) (レス) id: 0223106e7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おさけ | 作成日時：2022年6月27日 17時
