タルタリヤ倒せた ページ20
『ごめんね、粗末なモノ当てちゃって』
「い、いえ………」
ウブだなぁ〜、可愛いなぁ〜、と思いながら顔を真っ赤にしている空くんを私は真顔でガン見する。
「クソ……ッ!相棒!!今すぐ場所を交換してくれ!!」
『君は鍾離さんにマジで一回殴られろ』
本当にセクハラセリフしか言わないよね。
本当何してんのこの人は。
「それよりここ、どーやって出るんだ?!」
「ふむ、酸素の限りがあるのならば危ないな」
鍾離さんはこのキッツキツの箱の中で長い腕を壁に叩きつけた。
『帝君パワーでなんとかなりそうですか?』
「どうだろうな。それに、仮にこの箱が開いたとしても外が如何だかは分からない。」
もしかしたら業火に焼かれるかもな、なんてほぼ脅しの言葉をすらすらと言ってくるこの神。
オイ神なら凡人助けろや
「一回壊してみるか?」
『一回って何ですか?一回も何も壊したら終わりですけども?』
「魈、もしもの時は頼んだぞ」
「御意」
本当に壊すの?え、ねぇほんとに?
私は恐怖のあまり手元にあった誰かの服を掴んだ。
「はぁ゛ッ、Aちゃんに服掴まれた………!!!」
キャラ選ミスったわぁ〜〜〜〜〜
とかなんとか言っている場合ではなく、鍾離さんが壁を壊し始めた。
ほらミシミシ言ってる。
帝君パワー(物理)凄いな
そして、箱にまあまあの亀裂が入ったその瞬間
バキッッッッッッ
と言う音と共に私達は落ちた。
それと同時に私は目を瞑った。
ドサッッッッッ
あれ?痛くない、と思って目をそっと開けると
「大丈夫?」
『…ウ、ウッス……』
タルタリヤさんにお姫様抱っこされていた。
降ろして、と言ってもタルタリヤさんはニコニコしているだけ。
ジタバタ暴れてもニコニコしているだけ。
てかつよっ、力強いなやっぱりほんと、何してもビクともしねぇぜ
『なんなんですか?!』
「もう少し堪能しようと思って」
『何を?!』
「君の匂い」
鍾離さんに助けを求めたら助けてくれた。
やっぱり鍾離さんと結婚した方が幸せになれそう。
ひっすいませんそのドブのような濁った目でこっちを見ないでタルタリヤさん!!!
というか、ここすっごい花畑。
360度花畑。
『綺麗……』
「ウワー!!凄いぞ旅人!!宝箱や素材がいっぱいだ!!!!!!」
「ほ、本当だ!」
空君達は沢山の宝箱にはしゃいでいた。
「Aちゃん、こっち」
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りる - 好きすぎて三周くらいしました大好きですウォーー❗❗ (2月29日 21時) (レス) id: eabc2ddefe (このIDを非表示/違反報告)
あねも2世(プロフ) - タルもすごくいいしこの小説の空くん可愛すぎて私得でしかない。本当にありがとうございます大好きです (2022年12月29日 12時) (レス) id: f96374b435 (このIDを非表示/違反報告)
時雨飴(プロフ) - 桔梗さん» 全然大丈夫ですよ!忙しい中ありがとうございます!確認しておきますね! (2022年7月22日 13時) (レス) id: 0223106e7b (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - 時雨飴さん» 遅れてしまって申し訳ないです😢送りましたのでどうぞご確認お願い致します (2022年7月22日 12時) (レス) id: b898c3788b (このIDを非表示/違反報告)
時雨飴(プロフ) - 見てきました!IDは820306188です!アイコンは煙緋です〜! (2022年7月20日 18時) (レス) id: 0223106e7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おさけ | 作成日時:2022年6月27日 17時