黙りやがれ公子様

お財布 ページ17

後ろは壁。目の前にはタルタリヤさん。


あの地獄のヒルチャールサンドイッチとは違う焦り。


私は顔を横に向かせる。


ダメだ、直視は目がやられる。


『エッエッエッ、ちょ、エッ。あのすいません〜、ほんっっとうに離してくれませんかねぇ……？？』


冷や汗ダラダラのまま私はタルタリヤさんに語りかける。


が、



「ん〜？人と話す時は目を見て話す、でしょ？♡」




タルタリヤさんは空いている方の手で私の顎を強制的に正面に向かさせる。



『……ｳｸﾞｩ』



目の前にタルタリヤさんの整った綺麗なお顔。


※目の瞳孔はハート。


※目の瞳孔はハート。






「真っ赤な顔も可愛いね♡」


いつお前サドスイッチ入ったんだよ！！！





ぐ、っぐぐぐっ





てか力強っ！！えまって腕びくともせんのだが？！


どれだけ足をバタつかせても私の足の間にはタルタリヤさんの足。

下手に動けば終わり。

タルタリヤさんのナニかスイッチを押して私は多分あれだ。








てか私片腕にも勝てないの？


や、やっぱり、


や、やっちゃう？？？



「こぉら、バタバタしても俺の興奮材料増やしてるだけだよ？♡」




『き゜ゅ゛』




耳元で色気ダダ漏れボイスで囁かれる。


もうやめて！！！私のHPはもうゼロよ！！！！


てかなに！すっごい良い匂いするんだけど？！





さっきっから恥ずかしいことばっかりされて生理的な涙が目にが滲む。


「……」


『エッ？？？』



タルタリヤさんは私の顎に添えていた手で頬をするりと撫でて、



撫でて………




タルタリヤさんと顔の距離、僅か1センチ。









終わった〜……………と思いぎゅっと目を瞑る。















「……………どう？キュンキュンした？」





そんな声が聞こえて目をそっと開けると私から離れてニコニコと笑いながらこちらを見ているタルタリヤさん。




『な、なっ！！！！この！最低！！！！！』


「君から罵倒の言葉が聞けるなんて……俺は幸せだ…！♡」






認めたくないがドキドキしてしまった。


いやアレは誰でもドキドキする。






『し、鍾離さんの財布に何されても貴方は鍾離さんの財布なんだからァァァァァァァァァァ！』








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原神初心者作者。今日タルタリヤ戦に来ました。
タル強すぎてむり
第三形態まで行ったけど！行ったけど！あれ一回やられたら初めからなの泣く。
避けられないやつ嫌い…
プリ◯ュアの変身シーンみたいなタルは可愛かったけど！

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