黙りやがれ公子様 【3】

深夜 ページ7

『………えーっと、タルタリヤさん？』


タルタリヤさんに押し倒され、逃げようとするが手首をがっちり固定されていてびくともしない


目の前のタルタリヤさんの表情はよく見えない


するとタルタリヤさんが顔を近づけてきた


えっ？？？


『ちょちょちょちょ！！！ストップ！ストーーーップ！！』


押し返そうとするが当たり前に押し返せない。あと1センチでキスしてしまう！というところでタルタリヤさんがドサリと倒れ込んできた


『ぐえっ………おっも。全く動けない。動けないよォ〜！』


耳元で安らかな寝息が聞こえるので寝ているのだろう


人を下敷きにして寝る人とかいる？？


いるんだなこれが


『いや……ほんとに、動けないよ………』


筋肉質なタルタリヤさんは当たり前にそれなりの体重なわけでそこらの女が押しのけられる訳がない


現在動くのは腕と足だけ。そのほかは押し潰されてる


『………うん。………すぅ…………しょーりさあああああああああん！！！！！』


これは助けを求めるしかないなと思い今出せる声量で鍾離さんを呼んだ


…………が


音沙汰なし。は？何あの人どこにいるの？？


『は？ちょっ、マジかよおじいちゃん。この！おーきーろー！タルタリヤさーん！！』


ジタバタと死にかけのひっくり返ったGのような動きをしながらタルタリヤさんを起こそうとするが聞こえてくるのはとても気持ちよさそうな寝息だけ


『はー、はー、まじ無理。体力が……』


成人男性の重さに耐えながら暴れるってどんだけ体力使うんだよ


もういっそ耳元で大声出して鼓膜破ってやろうかな


『てか今何時………は？2時？ふざけてんの？は？？深夜の？マジで？』


どうりでくそ眠いと思ったわぁ………


壁にかけられている時計を見ると短い針が2をさしていた


さっきまでとてつもなく体力を消費していたのとお酒が入ってるのも相まってだんだんうとうとしてきた


今寝たら次起きた時どうなってるかわからない！！寝るな！私！！


その思いで目をかっぴらいていたが睡魔には勝てる訳がなくいつの間にか私は眠っていた



ーーーーー



皆さん仙霊は何色にする予定ですか？


私は水色？か黄色で迷っています


黄色だと鍾離先生に合うんですけど私の最推しのガイアは全体的に色が青なんですよね


迷っています

重かった→←酔っぱらい

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す