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ページ41

「鍾離様」


「魈か、何か見つかったか?」


「Aの居場所がわかったかもしれません」


ーーーーー
??? side


『ん、?』


ここはどこ?私、あれ、璃月にいて、それでタルタリヤさんに連れられて、それで…………


『はっ!!』


起き上がるとそこは1人には少し大きい部屋


『どこ?』


「あ、起きた?ふふ、可愛いくて無防備な寝顔だったね。攫われたって言うのに」


声がした方を向くと案の定タルタリヤさん


『どういうことですか、璃月に帰して下さい』


キッと睨みつけるがタルタリヤさんはにこりと笑って私がいるベッドに腰掛けた


「それはできないな」


私の髪の毛を掬って口付けたタルタリヤさんの瞳は何も写していない生気の無い瞳だった


「俺は本当に君を愛しているんだ。そう、君の為だったらなんでもするよ」


「でも君は違うみたいなんだよね」


『……これで良いんですか?』


私の髪を手櫛で梳かしたり、指に巻きつけたりして遊んでいたタルタリヤさんに聞く


「俺の事、好きにさせるつもりだよ」


『私、こんなのじゃ貴方の事好きになりませんよ』


「どうかなぁ………あ、そうだ君、“ディルック”って男が好きなんだろ?調べたよ。モンドの貴族らしいね」


『なにが言いたいんですか?』


「…………首、欲しい?」












ドサッッッッ



『っ、』


「Aちゃんに首を絞められる日が来るなんて!!最高だよ!」


震える手の力をより一層増やした


「でも、同時に嫉妬しちゃうなぁ……ディルックって男に、君にこんな感情を向けられるなんて」


ふざけてる。ふざけすぎてるのこの男は


ディルックさんの首?欲しい訳ないでしょ馬鹿なの


「君に俺は殺せないよ。ほら、今もこんなにも腕が震えてる」


『………ッ』


腕をするりと撫でられて首から手を離す


『脅しですか?酷いことするんですね』


「脅し?まさか、俺は欲しいかどうか聞いただけさ。ただの興味だよ」


嘘つけ


「取り敢えずここから出ようなんて考えないでよね」


私の頬に優しくキスを落としたタルタリヤさんはそう言って部屋を出て行った



















『………………魈さま…………








小さく呟いたその名前は、大きすぎる部屋に溶けていった










ーーーーー

鍾離先生引くとき周りに鍾離先生置いたら当たりますかね

予想外→←行方不明



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なす - まじで一生見てたいこの小説www (8月23日 19時) (レス) id: f137f47347 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんばんは、!!最近原神初めて夢小でやっぱり魈様とタルタルと鍾離様と散兵様は最強ってことがわかりました。フレ申大丈夫ですかね (2023年3月10日 22時) (レス) @page26 id: 61d5fbfc46 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - おさけさんに鍾離先生が当たることを祈っています… (2022年8月24日 6時) (レス) @page50 id: 9f18fae925 (このIDを非表示/違反報告)
三尺三寸仙人 - 高身長組やべぇ(特にタル)って思ってたらトーマが優しかったw (2022年8月22日 0時) (レス) id: 2de5659400 (このIDを非表示/違反報告)
リーラ@9616(プロフ) - 今回も最高や…個人的にディルックの旦那もこの戦争に入ってきて欲しい感はあるけど来たら堕ちるもんなぁ(数名)タルタリさんの激重感情になぜ平静をたもっていられるんやぁ…(いいぞもっとやれ!!) (2022年8月22日 0時) (レス) id: 6934a0f5a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おさけ | 作成日時:2022年7月18日 23時

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