君がいた世界 (ページ5)

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家族は仲良くて弟が1人いる

休みの日はだいたいゲームしてる

好きな食べ物は白米

中学時代は大阪にいたから

今も関西弁が抜けないこと

それからモテてきたこと

「国宝級やからな～」って自分で言ってるの見て

思わず笑ったら「笑うな」って言われた

「だってそんなこと自分で言う人いないでしょ」

廉「Aやって俺の顔イケメンやと思うやろ？」

自信に満ち溢れた顔でそんなこと聞いてくるのはムカついたけど

出会った時から綺麗な顔してるなとは思ってた

廉「ふふっ、図星すぎて言葉出てきてないやん」

「いや、図星っていうか…まぁ、ブサイクじゃないよ」

廉「頑固やな～。素直にかっこいいって言えばええのに」

「はいはい。かっこいいですよ」

「適当やな」なんて言いながら笑う廉につられて

私も隣で笑う

少し前まで知らない存在だったのに

初めて話した時も変な人だと思ってたのに

話してみると意外と話しやすくて

そんなに悪い人じゃないって知った

でも1年後には

私の隣に

もう廉はいないのかな…

本当はまだ実感がない

廉が病気だってことも

あと1年も生きられないってことも

だってこうやって隣で笑ってるんだもん

廉がいなくなるなんて考えられない

いや、考えたくないんだ…

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