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廉side
Aと行ったスーパーの帰り道
俺らのアパートの前に
あの人がおった
なんでおるねん…
今さら何しに来たんや
あの頃と同じような言葉を投げられ
慣れてたはずやのに
ちょっと傷ついてる自分が嫌やった
でもその時
Aの声が聞こえた
俺のこと悪く言うなって
謝れってあの人に向かって
今日初めて会ったのに
すごいなこいつって思った
しかもそのままの勢いで
俺のこと好きとか言うてるし
ほんまにアホやなこいつ
言う時は俺から言うって
決めてたのに
あの人が車に戻ろうとしても
まだ止めようとするから
もうええって言って帰った
玄関に入った瞬間抱きしめて
好きって言ったら
何が起きたか分からんみたいな顔してた
なんも言わんからキスしたら
真っ赤な顔して抱きついてきた
「もう1回言って」
廉「嫌や」
「なんで、言ってよ」
廉「はぁ、じゃあ1回しか言わんからちゃんと聞いとけよ」
Aの顔ちゃんと見て
廉「Aのことが好き」
と言ってまたキスをした
.
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作者名：りり | 作成日時：2021年1月4日 16時
