はんぶんこ (ページ3)

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次の日いつも通り家を出て

学校に着いて教室に入ると

みんなが一斉に私の方を見た

自分の席まで行くまで

コソコソと話し声が聞こえてくる

みんなの態度がいつもと違うのは

教室に入った瞬間分かった

そんな中でもいつもと変わらないのは

隣で寝ている永瀬だけ

「ねぇ、Aちゃん」

座って授業の準備をしていると

昨日の子が話しかけてきた

「Aちゃんって、どんなバイトしてるの？」

「コンビニだけど…」

「ほんとに？」

「ほんとだよ」

「じゃあ、これは？」

そう言って見せられた携帯には

「何これ…」

知らないおじさんと腕を組んで歩く

制服姿の私が写っていた

「お金ないからってこんなことしてるの？」

「違う！こんなことしてないっ…」

「じゃあこの写真はどういうこと？昨日も早く帰らなきゃって言ってたの、こういうことするためだったんだ」

「こんな写真嘘だよ！私こんなことしてないし、知らない…」

必死に否定しても

みんなの私を見る目は変わらなかった

話したことない人も

昨日まで一緒にお昼食べてた友達も

誰も私の事なんか信じてくれない

廉「おい、うるさいんやけど」

こいつ以外は