世界で一番、愛していました ③ (ページ48)

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崩れ始めた関係ページ48

『DK side』

｢ただいま｣

僕達の活動も終わって、1ヵ月ぶりに帰ってきたヌナに全員の視線が集中する

｢な、なに？｣

戸惑うヌナにあの写真を見せる

｢これ、、｣

MG｢ヌナ、この人と付き合ってるんですか｣

｢え、、？｣

JH｢今まで宿舎空けてたのもこいつに会うためか？まあこのくらい時間作らないと忙しくて二人の時間なんて無いもんな｣

｢ちょっと待ってよ、なんでそうやって決めつけるの？｣

JS｢決めつけるも何もチャニとウォヌが見たんだから｣

DN｢僕達がどれだけ大変だったか知ってますか？全部作り直したんですよ｣

｢それに関してはほんとに申し訳なく思ってる。でもこれは、、｣

HS｢あー俺たちはお前とその男の都合に合わせて振り回されてたのか。呆れて言葉も出ねえよ｣

TH｢ヌナひどいですよ、、｣

VN｢アイドルとしての自覚、持った方がいいと思いますよ｣

否定するヌナに次々と鋭い言葉が突き刺さる

でも僕はヌナがそんなことするような人とは思えなかった

普段から他のグループの男の人と話すことなんて滅多になかったし、ヌナが自分からグループが乱れるようなことをするはずがない

" ヌナはそんなことする人じゃありません "

言いたいのに

雰囲気に飲まれて傍観者となる僕は、ヌナを裏切ってることになるのかな

｢、、、もういいよ｣

そう言って脱力した体でその場を去るヌナ

DK｢ヒョン、これ、、｣

ヌナの手から滑り落ちた白い箱を拾い上げると、中には崩れたケーキが入っていた

その上にはヒビの入ったチョコの板に書かれた

" おめでとう、お疲れ様 "

の文字

HS｢お疲れ様って｣

JH｢よく言うよな。誰のせいだよ｣

WN｢あーもう俺寝るわ｣

DN｢僕も寝ますね、おやすみなさい｣

全員がそれぞれの部屋に散っていく

SEVENTEEN

14人で築き上げてきたものが

崩れ始めていた