強い君の"本当" ページ29
『LM side』
HS｢おい大丈夫か？！｣
DK｢Aヌナ！！｣
ドアを開けるとすごい勢いで入ってくる皆
それと入れ替わって、私たちは一旦外に出ることにした
｢ちょ、静かにしてここ一応病院だから！｣
SC｢大丈夫なのか...？｣
｢ただの風邪だって言われたから大丈夫！｣
JN｢でも朝....｣
｢あーなんかあれは、咳のしすぎで喉が傷ついちゃったんじゃないかって｣
JN｢そっか.....なら良かった｣
そんな会話が中から聞こえてくる
Aがどんな顔で話してるかなんてわからないけど、皆の様子から普段通りに話してることは想像が着いた
LM｢ねえ私どうしたらいいの.....｣
MN｢今はただAがやりたいようにさせてやろう....｣
LM｢そんな....なんであの子ばっかり....！｣
AはSMにいた頃も、デビューしてからもずっと苦労してきた
SEVENTEEN全体としてはAの努力は報われたかもしれない
なのになんで....
あの子は幸せになっちゃいけないの？
なんであの子ばっかりこんな目に遭わないといけないの？
私はあまりにも悔しかった
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『WZ side』
DN｢ヌナ、どれくらい病院にいるんですか？｣
｢まだ分からないけど1週間くらいかな？すぐ出てやるんだからこんなところ！｣
JH｢病院なんてお前みたいなうるせえやつがいる場所じゃないもんな｣
｢ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ、ジョンハニオッパのせいでせきが、、ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ｣
JS｢とにかく元気そうでよかった｣
MG｢僕毎日お見舞い来ますね！｣
｢いいよそんな毎日来なくて｣
思ったよりも元気そうなAを見て、皆ゾロゾロと病室をあとにする
WZ｢なあ｣
｢ん？｣
WZ｢ほんとに大丈夫なの？｣
｢何、心配してくれてるの？｣
WZ｢ったりめえだろ｣
｢可愛いなあジフンちゃん｣
WZ｢うぜえ｣
｢でもね、ほんとに大丈夫だから。私が嘘ついたことある？｣
WZ｢ない｣
｢でしょ？だから大丈夫なの｣
正確には"無い"じゃなくて、Aの"本当"が分からないから、嘘をついてるかさえもわからないんだ
｢なーに立ってんの、早く行かないと置いてかれるよ？｣
WZ｢おい押すなって｣
座ってるくせにすげえ力で押してくるから、もしかしたらほんとに、、なんて思ってしまう
なあ、俺はお前の"本当"が分からねえよ....
WZ｢あんま無理すんなよ｣
｢ん、ありがと｣
白い布団に包まれたAの姿は、どこか寂しく見えた
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zinyon - お互いが大切な結果のすれ違い...切ない... (2020年1月3日 23時) (
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作者名：コノシ | 作成日時：2019年12月21日 17時
