目を覚ますとそこは ページ27
『貴方 side』
少し独特な匂いに、瞼を閉じていても入ってくる白い光
目を開けると見えるのは、白い天井に白い壁
｢目が覚めましたか？｣
｢あの、ここは、、、｣
｢病院ですよ｣
｢病院？！｣
｢はい。車と衝突して2週間意識不明だったんです｣
｢2週間も、、｣
時計を見ると、たしかに今日は2019年1月15日だった
ベッドの横では看護師さんが花瓶の花を変えてくれていて、
「あの、その花って誰が、、、」
「Aさんのお友達だと言っていましたよ。あ、あの方です」
看護師さんの視線の先に目をやると
「A？！！」
意識が戻った私を見るなり、病院だとは思えないくらいの勢いで走って来る大切な友達
「ジュヨナ！！」
JY「A！意識が戻ったのね？！もうどれだけ心配したか！！」
「ごめんねジュヨナ、、、」
JY「知り合いから聞いて急いで来たら、意識がなくて。自分から道路に飛び出したってどういうことなの？」
「それは....」
ずっと一緒だったジュヨナにさえ話していなかった私の家族の事情
これまでずっと話すのが嫌だった
見放されるかもしれない
嫌われるかもしれない
もう一緒にいられなくなるかもしれない
そう思ってたのに、
今は何故か、話すのが嫌じゃなくなっていた
JY「......そんなことがあったなんて、私知らなかった...」
「ごめんね。私が話してなかったから」
JY「A、いい？Aには私がいる。あなたがどれだけ他人から嫌われたって、私だけは絶対にAの味方でいる。だから、何かあったらすぐに話してほしい」
「ジュヨナ....」
JY「今回だって、本当にAが死んじゃってたら私......っ」
目の前でボロボロと涙を流すジュヨナ
こんなにも泣く子じゃないのに
私のために涙を流してくれる人なんていたんだね.......
JY「...っ、あ、そうだA。そのネックレスどうしたの？」
「ん？どれ？」
JY「それ、今付けてるじゃない」
言われて自分の胸元を見ると、花のネックレスが下げられていた
JY「誰かから貰ったの？」
「これは.....」
ジュヨナ以外で私にプレゼントをくれる人
そんな人この世に存在するはずがない
見覚えの無いネックレスだった
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rr - コノシさん» まさかご返信頂けると思わず…ありがとうございます！いつまでも待てますので無理のないようお過ごしください！ (2021年7月17日 13時) (
レス) id: 77d89d68cb (このIDを非表示/違反報告)
コノシ(プロフ) - rrさん» 前作からよんでくださっているなんて本当にありがとうございます（ ; ; ）今回の作品もまた更新が遅くなってしまってごめんなさい（ ; ; ）最終話までしばらくの間、首を長くして待っていただけると嬉しいです；； (2021年7月14日 22時) (レス) id: 8f50ae73cd (このIDを非表示/違反報告)
rr - 前作の「世界で一番、愛していました」で素敵な世界観に魅了されて、流れるようにこちらの作品も拝見致しました。期待を遥かに上回る本当に、本っ当に素敵なお話でした…。コノシさん・コノシさんが生み出す登場人物全てを陰ながら応援しています！ (2021年7月13日 22時) (レス) id: 77d89d68cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コノシ | 作成日時：2021年2月22日 14時
