さようなら ページ15
『貴方 side』
JS｢....そうだね。僕達とAは家族だもんね｣
｢オッパ....｣
JH｢それじゃあ、家族にあんまり心配かけないようにちゃんと連絡すること。落ち着いたらちゃんと帰ってこいよ？｣
｢....うん。分かった！ありがとうね皆｣
VN｢楽しんでくださいね｣
SG｢僕も、ヌナがオンマに会えますようにってこっちから祈ってますね！｣
｢うん！それじゃあ、行ってきます｣
最後の別れのはずなのに
もう二度とみんなには会えなくなるはずなのに
暗くならないのは、こんなにも心が満たされている感じがするのは全部みんなのおかげで
みんなに背を向け、ドアノブに手をかける
途端に今までの思い出が走馬灯のようによみがえって来て
あぁ、自分は幸せだったんだ
この1年本当に楽しくて、嬉しいことばっかりで
この広い空の下で、みんなと会えたことは奇跡だった
こんな奇跡、
きっともう二度と訪れることはないだろう
堪えていたはずの涙が溢れ出す
WZ｢何かあったらいつでも電話していいからな｣
ダメだよ
みんなに涙なんて見せちゃ
最後にみんなに見せる顔は、今までで一番の笑顔じゃなくちゃ
｢うん！！｣
きっと涙でグシャグシャなんだろうなあ
今までの幸せを全部込めた、今までで一番の笑顔
上手く笑えてたかな
ｶﾞﾁｬｯ
ドアを開けて一歩外に踏み出す
｢じゃあね、みんな。今まで本当にありがとう｣
笑顔で手を振るみんなに向かって小さい声でつぶやく
ドアがだんだん閉まっていき、
一人、また一人と見えなくなっていく
ｶﾞﾁｬｯ
ドアが閉まり、周りが一気に静かになる
宿舎に背を向け、バス停へと続く道を歩いていく
振り返らないように、振り返らないようにって考えてるのに
溢れる涙は止まってくれないんだ
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rr - コノシさん» まさかご返信頂けると思わず…ありがとうございます！いつまでも待てますので無理のないようお過ごしください！ (2021年7月17日 13時) (
レス) id: 77d89d68cb (このIDを非表示/違反報告)
コノシ(プロフ) - rrさん» 前作からよんでくださっているなんて本当にありがとうございます（ ; ; ）今回の作品もまた更新が遅くなってしまってごめんなさい（ ; ; ）最終話までしばらくの間、首を長くして待っていただけると嬉しいです；； (2021年7月14日 22時) (レス) id: 8f50ae73cd (このIDを非表示/違反報告)
rr - 前作の「世界で一番、愛していました」で素敵な世界観に魅了されて、流れるようにこちらの作品も拝見致しました。期待を遥かに上回る本当に、本っ当に素敵なお話でした…。コノシさん・コノシさんが生み出す登場人物全てを陰ながら応援しています！ (2021年7月13日 22時) (レス) id: 77d89d68cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コノシ | 作成日時：2021年2月22日 14時
