助言なんてできないけど ページ38
『貴方 side』
ｺﾝｺﾝｯ
｢ジョンハニオッパ？｣
今日の練習を終えて宿舎に戻ってご飯を食べ、あとは寝るだけなんだけど、
心残りがあってジョンハニオッパの部屋のドアを叩いた
JH｢ん？どうした？｣
｢んーと、ちょっと、、｣
JH｢とりあえず中入るか？｣
少し眠そうなジョンハニオッパが部屋の中に入れてくれる
申し訳ないなとも思ったけど、私に残された時間はもう無いから
伝えたいことは今伝えようと、そう思ったんだ
｢ごめんねもう寝る時間なのに｣
JH｢気にすんな。で、どうした？｣
｢今日の練習のことなんだけどね｣
JH｢うん｣
｢ジョンハニオッパが重く考えちゃってるんじゃないかと思って、、｣
JH｢あー、なるほどな？ㅎ｣
｢いや、あの、違ったらごめんね？！ただ私がそう思っただけだから、、｣
JH｢ううん、違ってないよ。最近思うように上手くできなくてさ。それに比べて見ただろ？スニョアもジフナもすごいよな、、｣
"俺なんて全然だよ"と、笑って誤魔化すジョンハニオッパ
｢ジョンハニオッパ｣
JH｢ん？｣
｢素人の私が言っていいことなのか分からないけど、オッパは自分の短所ばっかり見てるんじゃないかな｣
JH｢短所、、｣
｢もちろん短所を見るなってことじゃないよ。短所があるなら直さないといけないし、向き合わないといけない。ただ、今のオッパは長所が見えなくなってるんじゃないかなと思って、、、｣
JH｢、、、｣
隣で考える仕草を見せるジョンハニオッパ
少し言いすぎたかな、、
素人の私からのあとアドバイスなんて聞くだけ無駄だし、なんの参考にもならないし
何より私は言っていい立場なんかじゃないのに、、、
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作者名：コノシ | 作成日時：2021年1月18日 15時
