オレンジの世界。

帝王と私 ページ20

＊この作品はメンバーと違うキャラクターが出てくる場合もあります、ご了承ください。現実離れしております。

時は遡り、

過去。

ある帝国でのお話。

私は平民。

今日も帝国のために闘う騎士、

そして帝王様のために働く。

太陽がのぼり、西へと少し傾いた頃。

ほら、働け！

6人の騎士が声をそれぞれあげて

疲れてきた平民たちを鞭で叩くかのごとく

厳しい暴言を浴びせる。

それを満足気に眺める

帝国のいちばん権力を持った人…帝王様。

彼によってこの帝国は動いている。

彼が口を開く。

「おい、あの平民…」


彼の指差した人は震えている。

6人の騎士たちがその人を取り囲み、

鞭を取り出すと

「おい、ちゃんと働け！」

と脅している。

怖い怖い…私もされないようにしなきゃ。

この独裁的な帝国、

どれいのように扱われる平民たちのお話。

「あ、あのぅ…」

『なんだ？帝王様に気安く話しかけるな。

私達騎士たちを通してからだ』

「す、すみません…今日、今年で

初めて取れた野菜たちです…」

この辺一体の村のリーダーが差し出す。

『見せてみろ』

「はっ、はい！」

『っと、待て。帝王様にそれ以上近づくな。

私に寄越せ』

『…どうぞ、帝王様』

帝『ダメだな、これじゃ小さすぎる。

小さいと、お前らのぶんがなくなるぞ？

まぁ、関係の無いことだが。』

かごを受け取ると、サッと去って行く

帝王様たち。

するとたちまち声が聞こえてくる。

「はぁ、今月も腹いっぱい食べられないな」

『全部持ってくもんな』

「帝王様の横にいるあの優しそうな騎士が

帝王になれば変わるかもしれないな」

帝王様は事あるごとに変わっていく。

詳しくはないが、噂によると

実力や頭の回転の早さで決まるらしい。

帝王様によって私たち平民の食料も暮らしも

帝国の雰囲気もすべて変えられてしまう。

前の帝王様が良かっただけにみんな不満ばかりだ

「自分ばっかりいい思いしやがって」

…ん？あれは…？

帝王様の通った道筋に

なにかキラリと光ったものがあった

あれはなんだろう

拾いにいってみると、

不自然な行動に気づいてか

どうした？と駆け寄ってくる。

拾い上げたのはキラキラと輝く石…？

「…あ！それは！帝王が持っている石じゃないか！

それがないと帝王の権力を発揮できないっていう！！」

え？

ザワザワと騒ぎ立てる。

"続く"

今回のツアーのファイヤービートの曲の

衣装を着こなすキスマイたちを題材に

書いてみました

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